稲畑汀子筆
古賀しぐれ
主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
"新型コロナウイルスに対する 未央の対応について"
主宰 古賀しぐれ
平素は未央に格別のご高配を賜り有難うございます。
昨年は新型コロナ ウイルスにより自粛が続きました、本年こそワクチンでコロナが沈静化することを祈るのみです。
7月の例会も学習センターのソーシャル・ディスタンスの為収容人数がうけいれられず、投句形式とさせて頂きます。
吟行も会場等の制約もあり中止と致します。
各地の句会につきましては
基本的には各地句会幹事に委ねます。
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一筋の風のソリスト法師蝉
独唱の果の沈黙法師蝉
夕闇を待つ地蔵会の浦小路
竹林は終日の闇虫集く
一斉に逃ぐるが勝ちの稲雀
主宰 10月号の近詠 及び他の選者の近詠
東京沸騰 古賀しぐれ 聖火とは平和の灯り原爆忌
加藤 あや 飛んできし少女の帽子草の花 蜩のひと鳴き静寂置いてゆき 瓦屋根続く一村柿熟るる
多田羅 初美 爽やかな名乗りの声に覚えあり コロナ禍の又も台風接近す
北川 栄子 稲刈や切藁ふくよかに匂ふ 近江野の豊かさ靡く稲筵 閉すには惜しき虫の音雨戸閉む
福本 めぐみ 小鳥来る書き散らかしてゐる机辺 糸瓜棚窓に寄せたる文机
松田 吉上 神将の十指のつかむ秋の冷
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蜩のひと鳴き静寂置いてゆき 加藤 あや
コロナ禍の又も台風接近す 多田羅 初美
近江野の豊かさ靡く稲筵 北川 栄子
小鳥来る水無瀬の森といふケージ 福本 めぐみ
詩語ひとつ拾ふ蓮の実飛びてより 松田 吉上
永観堂の紅葉
eikandou
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