例会

令和4年8月度 例会 特選十句

あはうみの月のさし入る白切子       長崎佳子

独り身の一人にあらず盆三日        山本ひろ

いつの世も阿修羅の憂ひ桐一葉       郷原和美

一葉落つ余白の重き置手紙         松田吉上

盆会終へ仏間素顔に戻りけり        岩崎洋子

桐一葉被爆の川を流れけり         中本宙

ウクライナに始まる説話盂蘭盆会      小井川和子

盆路となる裏木戸を開けて置く       徳岡美祢子

偲ぶとは感謝の心盆の月          早川水鳥

桐一葉落ちて天下の変らざる        詫なごみ

令和4年2月度 例会 特選十句

初午や湯気供へある庭祠           ひろ

鳥のはや相聞のこゑ春早し          吉上

早春や昭和の香り残るカフェ         千草

早春の水に紅溶くフラミンゴ         なごみ

一の午辻の地蔵と隣り合ふ          可子

一の午ひねもす点る屋敷神          幸恵

早春の息吹の中を高野号           可子

初午や嫁して耳立ついなりずし        千草

初午や常より甘き稲荷寿司          智子

早春の水都に開く美術館           みどり

選者 古賀しぐれ の2句
初午や裃衆の狐がほ
神主はうからの古老牛祭

令和3年9月度 例会 特選十句

もう少し夫と生きたき良夜かな         池田幸恵

ぐりとぐら聞かせ良夜の病児室         高田佐土子

良夜なり夫あるごとく椅子二つ         幸田宏子

街道の本陣育ち秋燕              山田佳音

潮騒や良夜の岬の大師堂            田村文代

宮跡は塒ぞ帰燕群舞せる            南純子

会ひたくば句誌を開かん秋つばめ        松田吉上

面影の夫と二人の良夜かな           石田梅水

秋燕万屋兼ぬる過疎の駅            小野田まもる

湖へ出る裏木戸開いてゐる良夜         加藤あや

令和3年7月度 例会 特選十句

モットーは医食同源土用入           藤田奈千巴

夕風に送り出したる初浴衣           郷原和美

浴衣着て役者は役を離れけり          須谷友美子

水音の絡まる裳裾宿浴衣            名木田純子

浴衣には浴衣の仕種おくれ髪          奥野千草

染浴衣粋な古典派現代派            須谷友美子

存分に舞ひ来し浴衣戻り来る          田渕さく羅

廚窓土用太郎の入日濃し            郷原和美

広前を鴉の歩く土用照             池田幸恵

令和3年6月度 例会 特選十句

蛇去なし作務の箒のすすめけり         西尾澄子

若竹の光嵯峨野の雨あがる           詫なごみ

一瞬の蛇との出会ひ長かりし          岩崎洋子

全身の長さを明かし蛇果つる          名木田純子

先端は風の真ん中今年竹            山村千恵子

神域の古参なりけり青大将           平野イクノ

泳ぎ来る波の形は蛇であり           荻野真理子

いち速く光とらふる今年竹           名木田純子

迷ひなき姿なりけり今年竹           須谷友美子

くちなはに生まれしあはれありにけり      荻野真理子

令和3年5月度 例会 特選十句

灯の新樹大動脈の御堂筋            奥野千草

墨書せる言葉は鑑新茶汲む           山本ひろ

新茶には奢りて慎しき暮し           松葉郁子

共学に変はる学舎新樹晴            北川栄子

新樹より新樹へ神馬駆け抜ける         水野芳英

新茶の香白磁をあふれ出でにけり        須谷友美子

等分の新茶しづくの不等分           郷原和美

八十路へと一刻千金古茶新茶          堀井幸

新樹晴熊野の谺うねりけり           松田吉上

新茶一服俳縁の浅からず            加藤あや

令和3年3月度 例会 特選十句

海超えて来し黄塵の湖へ降る         中正美佐子

万屋のよろづの中の種袋           早川水鳥

勘定はいまも算盤種物屋           徳永玄子

売れてゐるやうにも見えず種物屋       小井川和子

父と寄り母と選りたる種袋          山田佳音

つちぐもり魔の海峡に鳴る汽笛        徳永玄子

御城下に丹波が誇る種物屋          長崎佳子

世紀経て生きたる証花の種          松葉郁子

いつ見ても店番をらぬ種物屋         吉永佳子

花種を選るしあわせを探すやう        西尾澄子

令和3年1月度 例会 特選十句

冷たき手温めてよりのナースの手       多田羅紀子

崖氷柱みちのく振りの太りやう        水上末子

木曽谷の砦めきたる氷柱宿          岩崎洋子

富岳洞穴千年の大氷柱            奥野千草

躙り見る畳冷たし秘仏の間          岩崎洋子

軒氷柱雫のリズムアンダンテ         作田真代

村睡りゆく軒氷柱太りゆく          三木智子

駄菓子屋の木端微塵の氷柱かな        小林けい
 
崩落のままなる出城草氷柱          飯田東夷

アンネの日記指の冷たく頁繰る        狩屋可子

令和2年11月度 例会 特選十句

来し方も行く末も果雪蛍           荻野真理子

奥高野行雲流水綿虫来            森美江

天平の謡曲の門雪蛍             奥野千草

初霜と言ひつつ裏戸より来る         平野イクノ

深深と礼初霜の一の橋            池田幸恵

初霜の光は海へ千枚田            森美江

大綿や帳を開く千手仏            奥野千草

綿虫の影ともならぬ命かな          飯田東夷

令和2年10月度 例会 特選十句

舟舫ひをり浮島の松手入           池田幸恵

天竜寺と染め抜く法被松手入         室田妙子

仕上りに月の出でたり松手入         小井川和子

松手入夫は孤独を楽しめり          今西温子

夫の名のままの表札松手入          小井川和子

東山庭に取り入れ松手入           中正美佐子

銃眼の視野に入りたる松手入         松田吉上

手入すみ松に夕星懸りをり          徳永玄子

蹲踞に名残の葉あり松手入          岩崎洋子

屋敷神灯し始むる松手入           池田幸恵

令和2年9月度 例会 特選十句

朝夕の山霧いのち育てをり          小井川和子

山城の霧の虜となる朝            徳永由起子

狐狸来ると締まる荘の戸夕月夜        西尾澄子

摩周湖の青さは霧に磨かるる         奥野千草

夕月の玻璃に凭れて晶子の詩         古田几城

後手に閉ざせし枢夕月夜           多田羅初美

搾乳を終へ朝霧へ放たるる          西尾澄子

川霧や宿に小さき舟着場           高田佐土子

つくばひに水を湛へて夕月夜         小野一泉

また別の汽笛が夜霧展きゆく         岩崎洋子

令和2年7月度 例会 特選十句

大瀑布一瞬止まる時空軸           大西誉子

駄菓子屋は昭和の遺産日焼の子        奥野千草

日焼濃し満願の荷を下ろしけり        吉永佳子

音も又景色のひとつ滝の道          松田吉上

転調のなき大滝の谿こだま          飯田東夷

人拒みたる滝壺に水の息           高田佐土子

一の滝かくれ二の滝見えて来る        中正美佐子

ひとすぢの滝に一途の祈りかな        狩屋可子

渡月橋日焼の車夫の美しき          森美江

魂を預けて寝入る日焼の子          須谷友美子

選者 しぐれ 主宰の2句
龍と見ゆ観音と見ゆ滝頭
一瀑布地球は無二の水の星

令和2年6月度 例会 特選十句

弔問の語尾の消え入り五月雨         郷原和美

ショパン聴く誰もが詩人さみだるる     多田羅紀子

かつて村ありき梅の実落つるまま      加藤あや

五月雨や築百年に兄一人          西尾澄子

実梅とて紀州育ちといふ矜持        高森功一

五月雨を束ね水都の舵を切る        奥野千草

実梅捥ぐより主婦力のみせどころ      小井川和子

ならまちにともるガレの灯五月雨      古田几城

実梅落つ彫師一人の出入口         松田吉上

さつき雨調弦高く定めけり         須谷友美子

令和2年4月度 例会 特選十句

春灯厨は妻の秘密基地            ひろ

汐干籠太平洋を引きずつて          千草

祝ぎ唄のどこか哀調春灯           吉上

あるだけの春灯点けて自粛かな        末子

トランプのジョーカーの来る春灯下      佐土子

汐干狩潮の匂ひの暮るるまで         美祢子

浄瑠璃の濡場に揺るる春灯下         幸恵

春灯ハブ空港のファンタジー         美栄子

その気なく始め本気の汐干狩         洋子

汐干潟鐘は恋人岬より            美江

しぐれ主宰の2句
人類に海との記憶汐干狩
ウイルスよ鎮れ春灯に祈る

令和2年3月度 例会 特選十句

市役所に街の未来図つばめ来る       吉上

燕来る空の厩は日の匂ひ          佐土子

廃校に流るる月日つばくらめ        智子

万屋となりたる駅舎つばくらめ       まもる

野遊や阿波に習ひの遊山箱         美江

野遊を携帯電話追うてくる         和子

野遊の飛火野鹿も加はりぬ         みどり

燕来る帰還困難解除地区          洋子

野遊の先づ太陽を予約せり         北川栄子

日の直線水の曲線野に遊ぶ         吉上

しぐれ主宰 2句
太陽の分身となり野に遊ぶ
湖を天とし燕翻る

令和2年2月度 例会 特選十句

句がたきは同志建国記念の日        郁子

古壺新酒水都の句座の建国日        ミチ子

高野線にて来阪の猫柳           澄子

暴かるることなき古墳蕗の薹        吉上

神の手を零るる初音てふ音符        几城

みづいろの空の戻りぬ春時雨        可子

うぐひすや五百羅漢の千の耳        イクノ

丁寧に畳む新聞建国日           美江

この詩を建国記念日に捧ぐ         つよし

いくさなき七十五年建国日         几城

令和2年1月度 例会 特選十句

文机に未完の稿と福寿草          長崎佳子

開き初めをり箱入りの福寿草          洋子

風花の風の精ともしもべとも          千草

今もなほ信玄堤冬の草             幸恵

冬草の親し川端のある暮し           幸恵

もう誰も知らぬ地震跡冬の草          洋子

寒の月杉の木霊の磨かるる           あや

日の下へ火の辺へ移し福寿草          初美

寒月や陵墓は今も謎のまま           美栄子

令和元年12月度 例会 特選十句

餅配して金平糖もらひけり         和子

現世に句あり楽ありちやんちやんこ     由起子

禁漁の湖にも立てり見張鴨         吉上

五十年夫婦の呼吸餅を搗く         幸恵

国政を憂慮してをりちやんちやんこ     惠美子

火の神にまづ搗き立ての餅そなへ      良子

合の手はポルカノリズム餅を搗く      几城

これよりは淡海一国鴨のもの        初美

鴨万羽大琵琶の朝動きけり         美祢子

商ひは始末才覚ちやんちやんこ       几城

令和元年11月度 例会 特選十句

石に座し雲と語らふ芭蕉の忌        宙

時雨去り塔の高さの甦る          奈千巴

毛糸編む時間恋する時間かな        紀子

AIの世にゆたんぽのぬくみ恋ふ       澄子

時雨忌や枯淡の句境とははるか       長崎佳子

時雨忌や人の一生照り翳り         千草

世界へと誇る文学芭蕉の忌         洋子

幾時雨越えみちのくの国に入る       良子

苦吟とは至福の時間翁の忌         和子

しぐれつつ村は人恋ふ灯をこぼす      吉上

令和元年10月度 例会 特選十句

鵙の贄乾きて風の笛となる         吉上

綿の桃鼓動伝はる掌            友美子

廃寺てふ獣の住処鵙の秋          奈千巴

新走含めば湖国甦る            純子

子規語り虚子を語りて今年酒        なごみ

あれほどに猛りし葛も末枯るる       美恵子

新走杜氏は奥義語らざり          佳音

一宿の一会の縁新酒酌む          良子

二指を以て綿のいのちに触れてみる     和子

一杓に新酒の光こぼれけり         友美子

令和元年9月度 例会 特選十句

秋の蚊にくはるることも供養かな      宙

秋の蚊を打つて仕舞うて南阿弥陀      恭生

大花野両手ひらきて鳥となる        吉上

花野へと絵筆携へ梨水逝く         恭生

虫鬼灯八雲の闇へ誘ひたる         佐土子

海の碧空の紺まで大花野          美祢子

鬼灯やあまたの絵筆乾くまま        吉 佳子

放たれし牛にも戸籍大花野         吉上

百色の一色となる大花野          友美子

画家の目はいつも旅人大花野        吉上

令和元年8月度 例会 特選十句

魂を天へと届け花火果つ          友美子

花火待つ草の匂ひにある記憶        洋子

花火果て星それぞれの座に戻る       吉上

鎮魂に佳境は非ず揚花火          誉子

新しきことの切なき盆提灯         あや

おもかげのみづとなりゆく盆灯籠      和子

遠花火一灯残る町工場           几城

大方の恋は錯覚花火の夜          みどり

木星のおおいなるまま初嵐         真理子

手花火の光り届かぬ顔一つ         吉上

令和元年7月度 例会 特選十句

ナイターの一球月を越えゆけり        宏子

ナイターてふ一つの星の出来上る       和子

座敷までまつすぐ入る青田風         宏子

信心はほどほど避暑の高野山         幸恵

白鷺の配置よろしき青田かな         和子

仙人掌はほつたらかしに咲きにけり      吉永佳子

一城を護る一村青田風            洋子

仙人掌の浮世離れの色形           初美

新しき句集携へ避暑の宿           水鳥

山風と凭れあひたる避暑名残         あや

令和元年6月度 例会 特選十句

捨て難く捨てたく黴の古日記        水鳥

掛軸の真贋談義黴の宿           和子

天平の黴の香纏ふ弥勒かな         つよし

蜘蛛の囲の未完に光さす夕べ        真代

廃寺たる時代もありぬ黴襖         佳子

囚はれの身とも知らずに蟹隠る       つよし

黴ることなき言の葉を紡ぎたし       幸恵

千年の黴と闘ふ修復士           几城

青春の光つてをりぬ黴日記         ひろ

沢蟹の石に隠れてゐるつもり        仁子

令和元年5月度 例会 特選十句

故事倣ひながら令和の笹粽          あや

袋掛一果の黙の始まりぬ           千草

暮れ残る淡海の蒼さ麦の秋          あや

推敲は魔除けの粽食べ乍ら          幸恵

蒼穹の雲掴むかに袋掛            娃穂

十反と二畝すべてが麦の秋          六健

地震の地の民逞しき麦の秋          友美子

麦秋は四国三郎超えてより          初美

袋掛風の徒ありにけり            イクノ

太郎の手次郎の手もて袋掛          ひろ

平成31年4月度 例会 特選十一句

もののけの背に春暁のうすあかり        几城

蒼天の銀嶺山葵田の水音            幸恵

遠足の子に異次元の石舞台           佐土子

遠足の点呼に鹿の並びをり           みどり

ゆつくりと春暁移りゆく大湖          雪渓

春暁の騒き一番網帰る             洋子

花山葵山の音とは水の音            水鳥

清冽を内に取り込み花山葵           真理子

春暁や今日のいのちの充ち来る         水鳥

遠足の子等に託さん詩の国           つよし

春暁の道龍馬脱藩の道             几城

平成30年12月度 例会 特選十句

落ちさうで落ちぬ月あり虎落笛         誉子

切炭の貴きものとしてつがれ          真理子

信号が仕切る雑踏街師走            巧一

朝より開け閉てしきり蔵師走          あや

虎落笛一笛二笛胸の奥             智子

畳替城主の如く夫の坐す           美江

大阪駅後姿にある師走             美栄子

平成も過去となりゆく師走かな         良子

啄木の国より届く炭三種            初美

菊炭の咲き満つるとは果つること        美江

平成30年11月度 例会 特選十句

木枯は一番線に到着す       千恵子

青写真化学の入口を覗く      水鳥

凩や水都の暮色引き締まる     千草

あの頃の兄は天才青写真      みどり

祝ぎ祝がれ十一月は美し月     佳子(長崎)

上上の天気上上の青写真      初美

おでましは月光仮面青写真     真理子

凩の夜はヴィオロンを友として   六健

凩や灯の洪水の御堂筋       千草

万象に十一月の神均し       つよし

 

平成30年9月度 例会 特選十句

句座なれや北区梅田の稲の秋      澄子

二百二十日大きな夕日残りけり       宏子

打ち捨ての藪に来てをり竹の春        けい

一束の稲に人智の及ばざる        幸恵

稲の波風禍の凹みそのままに       真代

席題に稲の一生見届けし         奈千巴

精魂は稲穂の先の先までも         和子

秋蝶の消えゆく先は風に問ふ        佐土子

今日生きて二百二十日を迎へけり      雪渓

稲は穂に君の丹精只ならず         初美

平成30年8月度 例会 特選十句

初秋や灯して匂ふ青畳       吉上

星一つ流れあまたの詩を生めり    吉上

神話よりこぼれ落ちたる流れ星    吉上

俳人はいつも世の隅星流る       吉上

ルーペもて見る俳諧の稲の花     水鳥

光年の旅の終章流れ星          紀子

灯ともせば闇の生き生き走馬灯      洋子

ビルの灯と別に黄泉の灯走馬灯      千草

流れ星寡黙な人と見てをりぬ      みどり

流れ星私は科学よりロマン       郁子

平成30年7月度 例会 特選十句

かぶと虫森の匂ひの飼育箱      千恵子

死してなほ角の風格兜虫      佳音

うしろより人は老いゆく夕端居     みどり

ビルどこも角の光りて梅雨明くる     仁子

端居してサッカーのこと虚子のこと       智子

軍無き世の王者たり兜虫          誉子

臨戦といふが身上兜虫         宙

百歳はまだまだ小僧夕端居       宙

泉守る一族のあり掟あり        六健

手を入れて泉のリズム乱したる      ひろ

平成30年6月度 例会 特選十句

一見の客に重たき夏暖簾      ひろ

青鷺と狩場を分つ奥河内     美江

神の田は月影映し早苗待つ      なごみ

青鷺の長考に入る夕まぐれ      吉上

黒南風や一灯暗き魚市場      功一

青鷺の一歩は牛歩より堅し       千草

苗配る棚田に百の容あり       幸恵

頑に江戸の味守る夏暖簾      佳音

白鷺は貴婦人青鷺はナイト     ひろ

早苗植え空に入りたる千枚田     宙

例会 への2件のコメント

  1. Ratings より:

    Great! thanks for the share!

  2. 今村 征一 より:

    句のあとに作者名を表示されたらいかがでしょうか

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