三月号(H28)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

 

先月 2月14日(日) 盛大に未央400号の祝賀会を
開くことが出来ました。
沢山の方々がお祝いに参加下さり、
又ご多忙中
遠方より来てくださり
本当にありがとうございました。


この写真は当日の一コマです。




未央5月号に祝賀会の内容を掲載致しますので、
詳しくは再来月の5月号の未央誌を御覧下さい。

 

 


主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

神宿る石のごとくに鹿冴つる

寒紅やをみなは神代より強し

寒紅も嘘も真赤でありにけり

風花の舞ふや日の精風の精

城といふ石の楼閣寒の底

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句

 

福笹をかつげば風の付いて来し

神の庭はみ出してゐるとんどの火

静なる祢宜の行き来や梅の奥

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 三月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

南山の寿     古賀しぐれ

南山の寿をもて祝の年始

初霞音消して引く須磨の波

神宿る石のごとくに鹿冱つる

寒紅やをみなは神代より強し

寒紅も嘘も真赤でありにけり

弓始心の邪鬼と対峙せり

住吉の松風を切り弓始

住吉の日矢を射抜けり弓始

風花の舞ふや日の精風の精

石蓴汁海より朝の来る伊勢路

城といふ石の楼閣寒の底

春隣青空色のガラスビル




 

一人の色   会田仁子(副主宰)近詠

行間のごときビルの間初明り

福笹をかつげば風の付いて来し

戎笹浪速の風を騒がせて

大阪弁つれて戻りぬ戎笹

一人には一人の色の小豆粥

神の庭はみ出してゐるとんどの火

静なる祢宜の行き来や梅の奥


 

加藤 あや

天網の闇ほしいまま恋の猫

薄氷の咬みたる明けの一つ星

折鶴となる薬包紙春の風邪

 


多田羅 初美

寒灯下密かに医書を繙ける

骨折の右手を守る懐手

春愁や癒ゆる日限りなく遠し

 

 

北川 栄子

衆目を集め大鷲身じろがず

鬼やらひ見えざるものを恐れけり

居眠りも養生のうち春の風邪 

 

 

福本 めぐみ

波音に春の眠りの育てられ

春の鴨潜り水輪のひろやかに

唐崎の松の影をく春の草

 

 

松田 吉上

石一つ一つの歴史城冴ゆる

直線も曲線も城梅香る

漣の乱れて浮見堂余寒

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

天網の闇ほしいまま恋の猫  加藤 あや

春愁や癒ゆる日限りなく遠し  多田羅 初美

鬼やらひ見えざるものを恐れけり  北川 栄子

春の鴨潜り水輪のひろやかに  福本 めぐみ

石一つ一つの歴史城冴ゆる  松田 吉上

 

 

春 爛漫

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