四月号(H28)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

 

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 俳句 未央(bioh)へ

 あなたの俳句を投稿しませんか? 会費 無料

 

 

 

あなたの俳句を投稿するには

規約に同意の上ご登録下さい 
ご登録の上どしどし投句送信下さい 

 


「ネットde俳句」会員規約

 @年会費は無料です。  

 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
  未央は登録に当り、会員登録番号を貴方にお知らせ致します。

 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が4月と致します4月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は5月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は4月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   4月15日迄にその1句の番号を送信下さい。5月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

規約ご同意の方は会員登録申込下さい

ここのコスモス(登録ボタン)をクリック下さい

登録ボタン
(同意してこのコスモスボタンをクリックして登録ください)

登録完了しましたら 登録会員番号を貴方のメールへお知らせしますので、
投句及び選句の時は登録会員番号と登録のお名前を投句時選句時のメールに明記下さい。


 

 

 

 

 

 

 


投句ボタン
(この梅ボタンをクリックしてご自分の句を3句記入送信下さい、件名は「投句」とお書き下さい)
投句のメールには貴方の登録会員番号と登録のお名前を明記下さい。

 

 

 

送信例

メールBOX

 

 

 

選句ボタン
(この薔薇ボタンをクリックして会員仲間の句を1句選んでその番号を送信下さい、件名は「選句」とお書き下さい)

選句のメールには貴方の登録会員番号と登録のお名前を明記下さい。選句は15日までに送信下さい。

 

 

 

送信例

メールBOX

 

 

          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (3月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば3−61が良いと思われたら3−61と送信)

     (投稿3句は4月25日締切ですが、選句は下記句から選んで4月15日までに送信下さい)

3月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集2月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を4月15日迄にメール送信下さい。

 

 

3−1 折りかけの雛散らばる子の机
3−2 春北風や裏山の竹鳴り止まず
3−3 夜の雛一人で怖き幼き日 

 

3−4 海光に色を失ふ初桜
3−5 一水の光引き寄せ猫やなぎ
3−6 名にし負ふ音信(おとずれ)川(がわ)の春の月

 

3−7 月一度見舞ふ病室山茱萸黄
3−8 白々と傾るる芝生冴返る
3−9 梅香る居間鉄瓶の湯気揚がる

 

3−10 花ゆれて光を撒きし菫かな
3−11 田水得て土に生まるる蛙かな
3−12 手のひらに香りうつりし桜餅

 

3−13 つらつらつばき忘れると言う美学かな
3−14 三月一一日や寒の戻りの雨となる
3−15 灯されて一刀彫の雛一対

 

3−16 木の芽風季は来たりとささやけり
3−17 子の芽時神経痛も目を覚ます
3−18 鳥雲に故郷をはなれて六十年

 

3−19 本陣の軒を燕の御用達
3−20 目を逸らす間に落ちにけり赤椿  
3−21 鷹鳩と化して西国行脚かな

                      

3−22 春夕日高層ビルの煌めきて
3−23 弧を画く水上バスの澪のどか
3−24 歌声に耳そばだてる仔猫かな

 

3−25 浅き春公園に杜甫口遊む
3−26 恋猫の声を背中に紅茶かな
3−27 食う力なけれど桜餅に笑む


3−28 大声で笑うて痛し山も亦
3−29 山奥の一人静に逢はんかな
3−30 ゆらゆらと女人の影の花の宿

 

3−31 春の風大きく胸に入り来る
3−32 川の上に水音の流る柳の芽
3−33 恋文の筆滑りゆく春灯

 

3−34 春泥にちいちゃな靴の立往生
3−35 友垣の無音久しき春寒し
3−36 あざれ合ふ風のもつれのしだれ梅

 

 3−37 馬の目と名づく亭あり山笑ふ
 3−38 暖かやマンション暮らし暫くは
 3−39 何事も遅手な我家梅開く
                            

 

3−40 東風吹くや池の細波柔らかし
3−41 尖り出て土に影さす名草の芽
3−42 息吹き野や遥かに尾根の斑雪

               

3−43 家の辺に見かけぬ猫や春の来ぬ
3−44 電話にて隠し果せぬ春の風邪
3−45 山桜渓の行灯として立つ

                  

3−46 鶯や心の耳に聴くひと日
3−47 鶯や患ふ脚をたてなおす
3−48 借景の前山さくら咲き初めし

 

3−49 亀鳴くや万年生きて欲どおし
3−50 三つ指をつき住吉の雨蛙
3−51 同郷の堺の誇り利休の忌

                                                     

                  

3−52 託すことなほも増えをり雛納め
3−53 転勤の夫婦の決意鳥帰る
3−54 せせらぎの音高高と辛夷咲く

 

3−55 一片の花ひらひらと夢の中
3−56 青空を雄々しくしたる桜かな
3−57 老ひし木に若き血潮の花と見ゆ

                     

3−58 友ケ島 見ゆる海へと流す雛
3−59 飛び入りの青い目担ぐ流し雛
3−60 淡嶋の一万体の流し雛

 

3−61 青空に包まれたくて野に遊ぶ
3−62 野遊や風きらめけるその先へ
3−63 春光や水平線の透きとほる

 

3−64 柵なくばどつと摘めさうつくづくし
3−65 春昼や小道逸れて畦道へ
3−66 ひろごれる辛夷の空に飛行船

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (3月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

3月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの4月号に掲載しております。

 

2−2 探梅や薮音つづく風の中    三木 蘭       (1人選あり)

 

2−5 喜捨に立つ寒行僧の息遣ひ    関根富美子   (2人選あり) 

 

2−11 烟り立つ焼野の果てに光る湖   今村征一     (1人選あり) 

 

2−13 青麦のいのち真っ直ぐめざめけり   奥村僚一    (1人選あり)

 

2−16 単線の駅混み合へる大試験     松山寿美    (1人選あり)

 

2−17 厄除けの笹酒の列長かりし    松山寿美    (1人選あり)

 

2−19 色躍る人波溢る春節祭     浪速野菜の花     (1人選あり)

 

2−46 紅梅や古墳の村の風甘し    美々杏里      (1人選あり)

 

2−55 岬ゆくタンカーの影春めきて    高橋泉也     (1人選あり)

 

2−57 縦横に野火猛りゆく草千里    高橋泉也    (1人選あり)

 

2−59 大琵琶を清める神は春の雪     山川桃太    (1人選あり)

 

2−62 踏みしめて磨崖仏へと風二月   郷原和美  (1人選あり)

 

2−63 寒明けへ風の逡巡ありにけり     郷原和美    (1人選あり)

 

2−64 春光を返し浜辺の貝の色      関根 富美子   (1人選あり)

 

2−69 下萌や大地怠慢なかりけり   中野美栄子     (1人選あり)

 

2−77 街騒を閉じ込めて降るぼたん雪    松尾好就   (1人選あり)

 

2−78 冴返る墓石一基消えてをり     松尾好就   (1人選あり)

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

3月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

2−1 ホ句の座へ持ち寄る熱気初戎     三木 蘭     



2−4 根雪掻き分け父祖の地の墓処   関根富美子
     原句(根雪掻き父祖の墓石の現れにけり )

  

2−7 縁日の人出つらつら椿かな     小野田 護


2−10 加賀能登の大地潤す雪解とも    今村征一


2−13 真直ぐにいのちのめざめ麦青む     奥村僚一
      原句(青麦のいのち真っ直ぐめざめけり)


2−16 単線の駅混み合へる大試験        松山寿美

         

2−18 薄氷の水底に日のとどきをり       松山寿美


2−19 色躍り人波溢れ春節祭      浪速野菜の花
      原句(色躍る人波溢る春節祭)


2−23 一木に一木の艶春立ぬ      住之江 野郎

                          

2−27 外濠の水深々と残り鴨     網本紘子


2−29 風花や僧の列行く渡月橋       辻 雅宏
      原句(凍空や僧の列行く渡月橋)


2−32 禅寺の余寒遠ざけ先斗町      秋野あかね
      原句(禅寺の余寒遠ざけ花街かな)

 

2−33 春の風舞妓の裾の翻り    秋野あかね
      原句(傘をさす舞妓の裾に春の風)


 

2−35 風船のしぼんでしまひ夕暮るる   瓦すずめ
      原句(夕暮れや風船しぼみたるままで)

 

2−39 それぞれの梅に染まりて風過ぎる      鈴木小弥太
      原句( 各々の梅に染まりて風の色)


2−41 寒紅を濃く引き祝ぎの席に着く   多田羅紀子

 

2−42 春隣母に外出の増えてきし     多田羅紀子
   

                                 

2−43 春寒し伊達の薄着を悔いてをり   酒匂律子
      原句(春浅し伊達の薄着を悔いており)


      

2−47 息弾みけり菜の花の明るさに    美々杏里
      原句(菜の花の明るさに息弾みけり)

 

2−50 春耕の母の背に似し人なりき      小島文郁
      原句(母の背に似し春耕の人なりき)
     

2−52 祝宴の熱気春まだ浅くとも    村田差久子


2−55 タンカーの影過ぎ岬春めきぬ   高橋泉也
      原句(岬ゆくタンカーの影春めきて)


2−57 縦横に野火猛りゆく草千里    高橋泉也

 

2−60 春の雪宇宙の果てを滑り来る    山川桃太

 

2−63 寒明けの風の逡巡ありにけり       郷原和美 
      原句(寒明けへ風の逡巡ありにけり)

  

2−64 春光を返し浜辺の貝の色      関根 富美子

            

2−68 雁木坂一目千本城の梅        中野美栄子

 

2−70 啓蟄や牛舎の臭ひ動き出す       駒野牧堂

 

2−72 若狭井へお水送りの護摩を焚く    駒野牧堂

 

2−73 青麦にこぼるる日射し揺れどほし      松尾あやめ

 

2−78 冴返る墓石一基消えてをり     松尾好就



         

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

2−12 鬣に駿馬の兆し草青む     今村征一

北海道の牧場で育てられているサラブレッドが思い浮かぶ。血統が何よりも大切なサラブレッドは生まれた時から大切に育てられる。《鬣に駿馬の兆し》の措辞がぴたりと嵌る。
《草青む》の季題の斡旋といい、言葉に何一つ無駄のない研ぎ澄まされた感性を感じる。

 

2−59 大琵琶を清めて止みぬ春の雪   山川桃太
      原句( 大琵琶を清める神は春の雪)

浅春の大琵琶の美しい景色が広がる。その美しい大琵琶に舞う春の雪。その春の雪は大琵琶を清めて上がったと詠う。湖の深い蒼色と春の雪の真っ白な取り合わせ。《清める》という言葉が生きている。浅春ならではの艶やかなそして清らかな大琵琶を描き切れた。

 

 

2−76  老いてなほ日々伸びる爪日向ぼこ  松尾好就

そう言われてみると、年老いてから伸びるのは爪と頭髪くらいか。頭髪も禿てしまえば伸びることもない。なんとも悲しげな話であるが、正面切ってそう詠われてみると、成程と肯かされる。そして《日向ぼこ》の季題。老いたればこその、人生の達観句である。

  

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Copyright(c)2016biohAllRightsReserved.