五月号(H28)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

 

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が5月と致します5月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は6月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は5月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   5月15日迄にその1句の番号を送信下さい。6月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

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(この梅ボタンをクリックしてご自分の句を3句記入送信下さい、件名は「投句」とお書き下さい)
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選句のメールには貴方の登録会員番号と登録のお名前を明記下さい。選句は15日までに送信下さい。

 

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (4月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば4−31が良いと思われたら4−31と送信)

     (投稿3句は5月25日締切ですが、選句は下記句から選んで5月15日までに送信下さい)

4月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集4月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を5月15日迄にメール送信下さい。

 

 

4−1 花曇り永久寺跡の芭蕉句碑
4−2 張りつめし釣糸の先風光る
4−3 啓蟄の土膨らみぬ雨の後

 

4−4 奈落へとすいと落ち込み朝寝覚む
4−5 春の昼眼蓋だんだん重くなる
4−6 布衣の身の天下ご免の大朝寝

 

 4−7 長椅子に寝そべつてゐる春の風邪
 4−8 亀鳴くや皮一枚の松の洞
 4−9 利休忌や晶子生家の跡も訪ひ

 

4−10 稚児となりほら貝に蹤く花祭 
4−11 花曇り永久寺跡の芭蕉句碑
4−12 いつの間に足跡消しぬ春の波

 

4−13 山笑ふ己が五感もゆるみけり
4−14 東山笑へば京の賑はへり
4−15 湖に向き一庵の春障子

 

4−16 散りゆくも美しすぎる桜かな
4−17 柔らかき葉先にしたたる春の雨
4−18 園児バス母の手離さぬスミレ草

 

4−19 鉤の手に 歩む寺領や 花吹雪
4−20 大津絵の 店をのぞきて 花の昼
4−21  花は 葉に 伽藍を巡る 廊長し

                      

4−22 名の消えし靴箱拭きて卒業す
4−23 外輪船淡海の春を掻き回す
4−24 猫の恋自動で点る防犯灯

 

4−25 山笑ふ鬼の棲むてふ大江山
4−26 花むしろ所せましと敷かれゐて
4−27 三方五湖巡る旅得て春惜しむ


4−28 もやもやと空梢高々と欅の芽
4−29 薔薇剪定土の黒さの匂ひ立つ
4−30 啓蟄や草の中より骸出づ

 

4−31 薄紅の風の流るる桜路
4−32 のどけしや菓子品書に「こんふえたう」
4−33 表札の文字の薄れし芽山椒

 

4−34 紅椿おちて大輪石の上
4−35 田水得て土に生まるる蛙かな
4−36 春の日や追いかけっこする雀かな

 

4−37 膝の子をあやすぶらんこ風が押す
4−38 汽車の窓花の絨毯紫雲英咲く
4−39 豪邸や霞と消えし株の罠


                            

4−40 花の雨やみさうになき法隆寺 
4−41 宇野千代の愛でし淡墨桜かな
4−42 ご法話をうとうと聞くや目借時

               

4−43 葉桜の街は素顔に戻りけり
4−44 開発の進む山裾犬ふぐり
4−45 無我になることは難し春の地震

                  

4−46 金髪のマネキン躍るうららかや
4−47 みはるかす馬の放牧うららかや
4−48 リラ冷えや地震の報道つづきをり

 

4−49 ビー玉にジャブを繰り出す仔猫かな 
4−50 御文章噛みしめ読むや蓮如の忌
4−51 禁煙もまたエイプリルフールかな

                                                                       

4−52 夏来ると第一陣の風の声
4−53 若葉風湖風遊ぶ一日かな
4−54 さまざまの色の自在の若葉かな

 

4−55 春愁や明日は我が身か地震つづく
4−56 草笛の吹くすべ知らず唄添はす
4−57 来客のある日は赤き薔薇を活け

                     

4−58 むらさきの風をほどきて藤の昼
4−59 紫も白もさざ波藤の昼
4−60 藤懸ける勢しづめて雨一日

 

4−61 現し身の吹く子追ふ子や石鹸玉
4−62 老松の曲るくの字や緑立つ
4−63 悪戯な風に従順花ポピー

 

4−64 翠黛の余白を埋める山さくら
4−65 春光の軌跡縦より斜めより
4−66 柔らかや食べられそうな春の草

 

4−67 少女皆背の高きこと夏近し
4−68 薫風は美男雅な風は美女
4−69 風光り鳥どち声のリズミカル

 

4−70 目眩てふ春の愁に囚われて
4−71 矢場近し袴の男春の風
4−72 木々諸手挙げてさざめき夏近し

 

4−73 故郷は青葉若葉や人何処
4−74 この村に知る人をらず暮の春
4−75 遠き夢近き夢なる春の山

 

4−76 萌え出る色の競演若葉山   
4−77  春風を捉えだしたる雑木山       
4−78 リハビリの径とる竹林著莪明り

 

4−79 山覆ふ花の濃淡波打てり
4−80 火山灰降らぬ島風に飛ぶつばくらめ
4−81 熔岩の間を鹿尾菜の袋抱へ来る

 

4−82 気風よき朋友ありて花の宴
4−83 開帳の秘仏の青き背丈かな
4−84 神域に響く玉砂利花しきみ

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (4月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

4月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの5月号に掲載しております。

 

3−1 折りかけの雛散らばる子の机        関根 富美子    (2人選あり)

 

3−3 夜の雛一人で怖き幼き日    関根 富美子     (1人選あり)

 

3−5 一水の光引き寄せ猫やなぎ     今村征一    (3人選あり)

 

3−18 鳥雲に故郷をはなれて六十年      住之江野郎   (1人選あり)

 

3−23 弧を画く水上バスの澪のどか    高橋泉也   (1人選あり)  

 

3−33 恋文の筆滑りゆく春灯     秋野あかね    (1人選あり) 

 

3−34 春泥にちいちゃな靴の立往生    津坂夢    (2人選あり) 

 

3−41 尖り出て土に影さす名草の芽     小島文郁   (1人選あり)

 

3−46 鶯や心の耳に聴くひと日     阿部栄子   (1人選あり)

 

3−47 鶯や患ふ脚をたてなおす     阿部栄子   (1人選あり)

 

3−60 淡嶋の一万体の流し雛     中野美栄子    (1人選あり) 

 

3−63 春光や水平線の透きとほる     郷原和美    (3人選あり) 

 

3−65 春昼や小道逸れて畦道へ      松尾あやめ    (1人選あり)

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

4月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

3−1 折りかけの雛散らばる子の机     関根 富美子    


3−4 海光に色を失ふ初桜         今村征一

  

3−7 月一度見舞ふ病室山茱萸黄      卯野花子


3−12 手のひらに香りうつりし桜餅     奥村僚一


3−15 灯されて一刀彫の雛一対     幹根 美子


3−18 鳥雲に故郷を離れ六十年     住之江野郎
      原句(鳥雲に故郷をはなれて六十年)

         

3−23 弧を画く水上バスの澪のどか     高橋泉也

 

3−24 歌声に耳そばだてる仔猫かな     高橋泉也



3−25 杜甫口遊み浅春の苑にあり    瓦すずめ
      原句(浅き春公園に杜甫口遊む)

                          

3−26 恋猫の声聞きつつに紅茶かな    瓦すずめ
      原句(恋猫の声を背中に紅茶かな)


3−30 ゆらゆらと女人の影の花の宿    鈴木小弥太


3−31 春の風大きく胸に入り来る     秋野あかね


3−33 恋文の筆滑りゆく春灯      秋野あかね

 

3−34 春泥に立往生の小さき靴      津坂夢
      原句(春泥にちいちゃな靴の立往生)
    


3−37 馬の目と名づく亭あり山笑ふ    村田差久子



3−41 挙り出で土に影さす名草の芽    小島文郁
      原句(尖り出て土に影さす名草の芽)

 

3−44 電話にて隠し通せぬ春の風邪     松尾好就
      原句(電話にて隠し果せぬ春の風邪)
   

                                 

3−45 一渓の灯りとなりぬ山桜      松尾好就
      原句(山桜渓の行灯として立つ)
     

      

3−51 同郷の堺の誇り利休の忌       酒匂律子


 

3−53 転勤の夫婦の決意鳥帰る         横山ゆう
    
     

3−54 せせらぎの音の高々辛夷咲く     横山ゆう
      原句(せせらぎの音高高と辛夷咲く)


3−56 青空を雄々しくしたる桜かな       山川桃太


3−57 老幹に若き血潮の桜かな       山川桃太
      原句(老ひし木に若き血潮の花と見ゆ)


 

3−60 淡嶋の一万体の流し雛        中野美栄子

 

3−61 青空に包まれたくて野に遊ぶ   郷原和美 

 

3−63 春光や水平線の透きとほる    郷原和美


            

3−66 ひろごれる辛夷の空に飛行船      松尾あやめ

 

 



         

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

3−21        鷹鳩と化して西国行脚かな    辻雅宏

「鷹化して鳩と為る」は七十二候の一つ。殺気ある鷹が温和な鳩に変わるという中国古来の伝承からくる。春の季。厳しい人生を生き抜き、ようやく四国遍路にでも出かけようかというところか。冬から春の季節を言い表わしていると考えても良い。西国行脚が厚い信仰心を感じさせる。

 

 

3−29    山奥の一人静に逢はんとぞ    鈴木小弥太
         原句(山奥の一人静に逢はんかな)

まるで「一人静」が恋しい人のように詠われている。しかも人里離れた山奥にひっそりと隠れ住んでいる佳人のように。「一人静」は山地の林下に自生する山野草。早春に白色の小さな花穂をつける。自生地を知っている作者ならではの詠いぶり。静かな春の到来を感じさせる。

 

 

3−46    鶯や心の耳に聴くひと日     安部栄子

長い冬籠りもようやくに終りを告げるかに、鶯の声を聴き止めた。春告鳥ともよばれる鶯。ああ今年も春がやってきたという感慨が作者にはあるのだ。《心の耳》の措辞がそのことを的確に語っている。鶯の声に心を解きほぐされていく喜びが伝わってくる一句である。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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