七月号(H28)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

高野街道

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が7月と致します7月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は8月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は7月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   7月15日迄にその1句の番号を送信下さい。8月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

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(この梅ボタンをクリックしてご自分の句を3句記入送信下さい、件名は「投句」とお書き下さい)
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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (6月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば6−14が良いと思われたら6−14と送信)

     (投稿3句は7月25日締切ですが、選句は下記句から選んで7月15日までに送信下さい)

6月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集6月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を7月15日迄にメール送信下さい。

 

 

6−1 丹波ぶりとは花栗の匂にも
6−2 憂さ払ふシャワー全開髪洗ふ
6−3 躁鬱を繰り返しつつ五月尽

 

6−4 訪ひし家の留守老鶯の鳴くばかり
6−5 楠若葉よりの参道楠若葉
6−6 夕空の遠目に白き花樗

 

6−7 緑陰や箱根細工を子と遊ぶ
6−8 出女の箱根の悲話や濃紫陽花
6−9 揺るる灯の運河の薄暑倉庫群

 

6−10 真夏なる色もて迎ふ里の山
6−11 釣り揚げし鮎に青空暴れをり
6−12 魂を大いに洗ふ青嵐

 

6−13 右手に傘左手に杖や梅雨は鬱し
6−14 ごきぶりや髭の先まで油虫
6−15 老鶯や地震の罹災のレクエイム

 

6−16 万緑を穿つ列車来たりけり
6−17 山法師石川門と白競ふ
6−18 加賀平野ゆく先々の麦の秋 

 

6−19 梅雨晴間主婦であること思ひだし
6−20 鳥どちの声に応へて梅雨晴れし
6−21 心まで洗濯したき梅雨晴間

                      

6−22 一匹の根切虫より庭荒るる
6−23  仕来りを守もる旧家や花南天
6−24 夜半の句そらんじ滝の親しけれ

 

6−25 拘りのあり梅漬けの梅選び
6−26 紫蘇揉みて爪紫に染まりきし
6−27 安堵して梅干す日より芳しき

 

6−28 刺もちて頭花やさしき花薊
6−29 つばめの子よろこび舞ひて巣立ちけり
6−30 老鶯の声整いて谷に満つ

 

6−31 太公望ずらり腰据ゑ梅雨晴るる
6−32 平屋一軒被ひて見事合歓の花
6−33 合歓咲くや右折左折し山のバス

 

6−34 夏草や余呉一望の古戦場
6−35 トロ箱のままで売れたる烏賊のこゑ
6−36 捩花の素直に育つねぢれかな

 

6−37 老鶯のしきりや山の無人駅
6−38 風走る代田一枚づつの水
6−39 缶蹴りの声まだ高き夏至の空


                            

6−40 夜の帳下りて蛍の舞ひ来たり 
6−41 遠目にも見目うるはしき五月富士 
6−42 紫陽花の色移りゆく三室戸寺

               

6−43 大雨にずぶ濡れなりし蝸牛
6−44 蝸牛角で挨拶して去りぬ
6−45 子に見られ得意に滑る蝸牛

                  

6−46 湖の水嵩増して濃紫陽花
6−47 薫風を浴びて具材を混ぜてをり
6−48 サーファーを巻きこみ放つ大き波

 

6−49 十薬や口より出づるアヴェマリア
6−50 駅長は猫とふ町の余花に逢ふ
6−51 風の道待つは逆さま女郎蜘蛛

                                                                       

6−52 勾欄の卍字くずしや雲の峰
6−53 山内の隈なく掃かれ閑古鳥
6−54 紫陽花に惹かれていつか三室戸寺 

 

6−55 真つ新な風に飛びつき青芒
6−56 抱きゐる闇を立たせて青芒
6−57 泣き濡れて未央柳の雨の金

                     

6−58 苔庭に紗羅の花散る夕べかな
6−59 祈り込め支援スイカと言ふを買う
6−60 にぎはいの参道に迫む四葩かな

 

6−61 子燕を促す声や暮れ渡る
6−62 塩壺は通過地点や蟻の道
6−63 遣る瀬無き訃報の重さ梅雨深し

 

6−64 籤引きの果報者なり枇杷を食ぶ
6−65 遠き日の蜜月旅行枇杷熟るる
6−66 夏帯のもの腰軽き女将かな

 

6−67 薔薇苑の特等席は蝶の席 
6−68 降りて来る漢の抱く朴の白
6−69 山風の煽りて朴の白現るる

 

6−70 雨粒の重さに傾げ濃紫陽花
6−71 観音堂仰ぐ斜面の濃紫陽花
6−72 平にも毬にも咲いて七変化

 

6−73 村の子の亀を囲むや五六人
6−74 竜宮の姫と別れて夏の浜
6−75 玉手箱開けてこの世の明易し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (6月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

6月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの7月号に掲載しております。

 

5−3 加賀藩の昔を残す路地暮春  今村征一    (1人選あり)

 

5−4 緑立つ平成の世の千代田城  関根富美子    (1人選あり)

 

5−10 亀鳴くと遠野の河童水を出づ  三木 蘭     (1人選あり)

 

5−20 夏草に我が影一つ置きて行く  山川桃太      (2人選あり)

 

5−21 夏草や一句旅路に残したき       山川桃太         (1人選あり)

 

5−23 句を語る友ゐて学び柏餅       住之江野郎           (1人選あり)

 

5−24 ジーパンの風穴あまた膝薄暑      住之江野郎     (1人選あり)

 

5−25 人声も風も真直ぐや街五月  鈴木小弥太      (1人選あり)

 

5−33 里山の若葉百色目にやさし        奥村僚一         (2人選あり)

 

5−35 雲赤く染めて代田に入日燃ゆ       文郁      (2人選あり)

 

5−43 触れて観るまた遠ざかり薔薇の園     関根 富美子 (1人選あり)

 

5−46 葉柳の風おほらかや晴れ渡る    関根 富美子 (1人選あり)

 

5−47 川風や野には緑の波立ちて  大澤 敏惠    (1人選あり)

 

5−53 新緑や良く笑ふ声下りてくる    阿部栄子  (1人選あり)

 

5−55 夏つばめおかげ横丁すり抜けり        津坂夢      (1人選あり)

 

5−62 柿若葉白を基調とせし住まひ    松尾あやめ   (2人選あり)

 

5−70 行きつけの薔薇の垣根の美容室      酒匂律子     (1人選あり)

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

6月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

5−1 溜息をするかに残花散る夕べ    今村征一

    

5−3 加賀藩の昔を残す路地暮春     今村征一

  

5−4 緑立つ平成の世の千代田城      関根富美子


5−9 鮎掛けの力めど水の音ばかり      高橋泉也
     原句(鮎釣らむと力めども水音ばかり)


5−10 亀鳴くと遠野の河童水を出づ       三木 蘭


5−12 まさ青なる空に風ありかかり藤      三木 蘭

         

5−15 吉野山訪ふ万緑の只中に           松山寿美
      原句(万緑の量感に訪ふ 吉野山)

 

5−17 若葉風吹き揺れてゐる恋心       秋野あかね
      
原句(若葉風吹けば揺れゐる恋心)

5−20 夏草に我が影一つ置きて行く     山川桃太

                          

5−23 柏餅句を語り合ふ友のあり      住之江野郎
       原句(句を語る友ゐて学び柏餅)


5−24 ジーパンの風穴あまた街薄暑     住之江野郎
       原句(ジーパンの風穴あまた膝薄暑)


5−27 青春を見つけ出したる海五月     鈴木小弥太
      原句(青春を五月の海に見つけたる)


5−30 京へと抜ける麦秋の途中越       駒野牧堂
       原句(途中越抜ければ京や麦の秋)

 

5−32 そよ風の吹き早苗田のさざめける      奥村僚一
      
原句(早苗田やそよ風吹きて細くゆれ)
    

5−35 浮雲を代田を赤く染め入日       文郁
      原句(雲赤く染めて代田に入日燃ゆ)


5−37 小諸なる虚子の庵や風薫る      辻 雅宏

 

5−38 夢殿の烟る卯の花腐しかな      辻 雅宏

                                    

5−40 紅薔薇の崩れず雨を宿しをり    横山ゆう
     
 原句(紅薔薇の崩さず雨を受けにけり)   


5−42 夏めくやポニーテールの白リボン   横山ゆう


5−46 葉柳の風おほらかに晴れ上がる      大澤 敏惠
     
原句(葉柳の風おほらかや晴れ渡る)

     

5−48 欅若葉オフィス街の日曜日      大澤 敏惠


5−50 無為の昼窓にブーゲンビレア揺れ     村田差久子
      
原句(ブーゲンビレア窓辺に揺らぎ無為の昼)


5−54 子の遊ぶ風の汀に夏の蝶       阿部栄子
      原句(子の遊ぶ汀に風の夏の蝶)

 

5−55 夏つばめおかげ横丁すり抜けり      津坂夢

 

5−60 涼しげに語り女人の館案内     美々杏里
       原句(館案内女人涼しく語られし)


5−62 柿若葉白を基調に住みなせる   松尾あやめ
      原句(柿若葉白を基調とせし住まひ)

            

5−64 竹叢を透けゆく光夏めける    松尾好就
      原句(竹叢を透かす光の夏めける)

 

5−68 木洩日の弾み薄暑のホ句の道     郷原和美
      原句(俳諧の弾む木洩日薄暑の歩)


5−71 裸婦像の眼差し優し聖五月   酒匂律子

 

 

 

 

 

         

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

5−21    夏草や旅路に残したき一句     山川桃太
          原句 (夏草や一句旅路に残したき)

「夏草や兵どもの夢の跡」芭蕉の代表句。夏草というとこの句を思い出す。作者もこの句が頭にあったのではないかと思われる。旅路というよりも、生涯の旅路の一句をものにしたいと意気込む作者。夏草の勢いと芳しき匂いが名句へと誘ってくれそうである。

 

 

5−44   サングラス箱根関所を闊歩せり    関根富美子
         原句(サングラス箱根関所を閑歩せり)   

江戸時代に設置された箱根の関所。入鉄砲と出女の取り締まりが厳重であったところ。平成の世の箱根の関所は観光地と化した。江戸の世からすれば隔世の感あり。今やファッショナブルなサングラスが闊歩して関所を越えてゆく。面白いところが描けた。

 

 

5−59  貯蔵庫の万の酒樽夏昏し    美々杏里
       原句(酒樽の万の貯蔵庫夏昏む)     

 この酒樽は日本酒かワインか、それともウイスキーか。いずれにしても冬場に仕込んだ酒樽。万の酒樽が眠っている貯蔵庫。「夏昏し」の「昏し」がよく効いている。夏なお昏い冷暗所で過ごした酒樽は、芳醇なる酒となって出荷される日を待っているのである。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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