八月号(H28)

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が8月と致します8月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は9月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は8月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   8月15日迄にその1句の番号を送信下さい。9月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (7月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば7−35が良いと思われたら7−35と送信)

     (投稿3句は8月25日締切ですが、選句は下記句から選んで8月15日までに送信下さい)

7月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集7月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を8月15日迄にメール送信下さい。

 

 

7−1 萍の池一面に蓋をする
7−2 池底に万緑騒ぎをりにけり
7−3 万緑の神秘めく森行き止り

 

7−4 これがこの酒呑童子の落し文
7−5 ふる里にゐる事確か青田風
7−6 言へばもう引かぬ性分捩り花

 

7−7 早暁の早苗田染めて山明ける
7−8 茅の輪潜る木沓の音や笹の風
7−9 どの坂も港に続き風は夏

 

7−10 ともかくも水着へわが身ほり込みぬ
7−11 心とは別に鏡の水着かな
7−12 夏の海優しく我を迎へたる

 

7−13 波の穂に傘開け閉めの海月かな
7−14 吐き出さるくらげの姿態潮任せ
7−15 宿浴衣老いも若きも同じ柄

 

7−16 雨男梅雨明けと言ひ梅雨の旅
7−17 この山は梅雨が似合ふと山男
7−18 雨音に一句浮ぶや黴の宿

 

7−19 カーテンの揺らぎ涼しき夏の朝
7−20 炎天の散歩道行く皆無口
7−21 夕焼けてやがて町中影絵なり

                      

7−22 咲きのぼり笑みうつくしき?霄花
7−23 若者の声勇み立つ神輿舁
7−24 夏草の人おそい来る野道かな

 

7−25 一城の哀史語るか法師蝉
7−26 故郷は遠き思ひ出蝉時雨
7−27 空蝉に魂宿る風来たる

 

7−28 引きこもり組も外に出よ雲の峰
7−29 銀シャリを夢見し昭和青田風
7−30 老鶯や生駒嶺に無線塔あまた

 

7−31 山を背に広ごる団地五月晴
7−32 蓮わたる風を間近に憩ひをり
7−33 松風と潮風浴ぶる半夏生

 

7−34 蝸牛鉄路に鈍き歩でわたる
7−35 犬もまた尻尾を巻きてはたた神
7−36 山間の寺小屋跡の茂りかな

 

7−37 干し上ぐる漁の合間の若狭梅
7−38 伊吹嶺の雲ほぐれくる今朝の秋 
7−39 叡山のどの径行くも法師蝉


                            

7−40 初浴衣しつけを解きて子を待てり
7−41 変わりゆく故郷を訪ひぬ時鳥
7−42 帰省子の大の字になる青畳

               

7−43 香水の残り香ほのと試着室
7−44 句帳手に東下りや日の盛
7−45 味噌蔵の屋号をしばく驟雨かな 

                  

7−46 絵硝子の青の憂鬱梅雨ぐもり
7−47 山梔子の香に包まれし山気かな
7−48 山門の闇一灯の夏薊

 

7−49 隠沼の生々流転蜻蛉生れ
7−50 天辺は烏の居場所夏柳
7−51 滴りを受け滴らす幼の手

                                                                       

7−52 横たはる蛸に眠たき闘志かな
7−53 ムツゴロウ槽の中でも闘へり
7−54 につこりと笑み返すえい翻る

 

7−55 さざ波の躓いてゐる植田かな
7−56 枇杷を食む転がり出でぬ種一つ
7−57 池明りさし込んでくる木下闇

                     

7−58 紫蘇揉むに夫の握力重宝す
7−59 自信作食卓飾る紅生姜
7−60 自家製の果実酒披露月の居間

 

7−61 時雨八幡宮の杜を占む
7−62 束帯の折り目の著し夏祓
7−63 夜の川魚の水打つ音涼し

 

7−64 足早に白日傘行く女坂
7−65 白鷺のなすすべもなし濁る川
7−66 白百合の咲くも回向や忌を修す

 

 7−67 この径が好き凌霄の咲きこぼれ
 7−68  初蝉や真白の卓布空へ干す
 7−69 うたた寝の覚めて浮世の夏風邪に

 

7−70 夜の雨に月下美人は傘を被て
7−71 夜のをのこ虜に月下美人の香
7−72 一丘のまるごと沸る蝉しぐれ

 

7−73 城の句座二間続きの夏座敷
7−74 天守より降りぬ水都の蝉しぐれ
7−75 蝉しぐれ駅と神社を繋ぎけり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (7月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

7月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの8月号に掲載しております。

 

6−5 楠若葉よりの参道楠若葉     大野小華       (1人選あり)

 

6−8 出女の箱根の悲話や濃紫陽花    関根 富美子    (2人選あり)

 

6−9 揺るる灯の運河の薄暑倉庫群    関根 富美子     (1人選あり)

 

6−16 万緑を穿つ列車来たりけり   高橋泉也       (1人選あり)

 

6−18 加賀平野ゆく先々の麦の秋    高橋泉也      (1人選あり)

 

6−21 心まで洗濯したき梅雨晴間      秋野あかね      (1人選あり)

 

6−24 夜半の句そらんじ滝の親しけれ    三木 蘭     (2人選あり)

 

6−30 老鶯の声整いて谷に満つ     奥村僚一      (2人選あり)

 

6−36 捩花の素直に育つねぢれかな   駒野牧堂     (2人選あり)

 

6−48 サーファーを巻きこみ放つ大き波     松尾あやめ    (1人選あり)

 

6−51 風の道待つは逆さま女郎蜘蛛     松尾好就     (1人選あり)

 

6−52 勾欄の卍字くずしや雲の峰    大澤 敏惠       (1人選あり)

 

6−53 山内の隈なく掃かれ閑古鳥      大澤 敏惠      (1人選あり)

 

6−56 抱きゐる闇を立たせて青芒      郷原和美      (1人選あり)

 

6−64 籤引きの果報者なり枇杷を食ぶ  美々杏里    (1人選あり)

 

6−66 夏帯のもの腰軽き女将かな     美々杏里   (2人選あり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

7月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

6−1 丹波ぶりとは花栗の匂にも     今村征一

    

6−4 訪ひし家の留守老鶯の鳴くばかり    大野小華

  

6−8 出女の箱根の悲話や濃紫陽花     関根 富美子


6−9 倉庫群揺るる運河の灯の薄暑      関根 富美子
     原句(揺るる灯の運河の薄暑倉庫群)


6−10 里山の真夏の色をもて迎ふ    山川桃太
      原句(真夏なる色もて迎ふ里の山)



6−15  老鶯の声震災のレクエイム      住之江野郎
       原句(老鶯や地震の罹災のレクエイム)

         

6−16 万緑を突き抜け列車来りけり    高橋泉也
      原句(万緑を穿つ列車来たりけり)

 

6−18 加賀平野ゆく先々の麦の秋      高橋泉也

 


6−21 心まで洗濯したき梅雨晴間      秋野あかね

                          

6−23 南天の花仕来りを守る旧家     三木 蘭


6−25 拘りのあり梅漬けの梅選び     酒匂律子


6−30 老鶯の声整ひて谷に満つ     奥村僚一
      原句(老鶯の声整いて谷に満つ)


6−31 太公望ずらり腰据ゑ梅雨晴るる     卯野花子

 

6−33 合歓咲くや右折左折の山のバス      卯野花子
      
原句(合歓咲くや右折左折し山のバス)
    

6−34 夏草や余呉一望の古戦場       駒野牧堂


6−37 老鶯のしきりや山の無人駅       小島文郁

 

6−39 缶蹴りの声まだ高き夏至夕べ      小島文郁
      原句(缶蹴りの声まだ高き夏至の空)

                                    

6−41 遠目にも見目うるはしき五月富士      辻 雅宏


6−42 紫陽花の色移りゆく三室戸寺       辻 雅宏


6−44 蝸牛角で挨拶して去りぬ       鈴木小弥太

     

6−46 湖の水増しにけり濃紫陽花       松尾あやめ
      原句(湖の水嵩増して濃紫陽花)



6−49 十薬や口遊みたるアヴェマリア      松尾好就
      原句(十薬や口より出づるアヴェマリア


6−53 山内の隈なく掃かれ閑古鳥       大澤 敏惠

 

6−54 紫陽花に惹かれていつか三室戸寺       大澤 敏惠

 

6−55 真つ新な風に飛びつき青芒       郷原和美


6−58 苔庭に紗羅の花散る夕べかな       津坂夢 
      原句(柿若葉白を基調とせし住まひ)

            

6−61 子燕を促す声や暮れ渡る      横山ゆう

 

6−65 遠き日の蜜月旅行枇杷熟るる      美々杏里


6−66 夏帯のもの腰軽き女将かな        美々杏里

 

6−69 朴の白現る山風に煽られて       阿部栄子
      原句(山風の煽りて朴の白現るる)

 

6−70 雨粒の重さに傾ぎ濃紫陽花     浪速野菜の花
      原句(雨粒の重さに傾げ濃紫陽花)

 

6−74 竜宮の姫と別れて夏の浜       浦島太郎


6−75 玉手箱開けてこの世の明易し     浦島太郎

 

 

         

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

6−24  滝親し夜半の一句諳んずる    三木蘭
       原句(夜半の句そらんじ滝の親しけれ)

「滝の上に水現れて落ちにけり  後藤夜半」 滝の句と言えばこの句を思い出す方が多いであろう。それ程に鮮烈な滝の一句。作者も滝の傍に建っている夜半の滝の句を見て、より一層箕面の滝を親しく思われたのであろう。ここまで親しまれる句は稀である。

 

 

 

6−36 捩花の素直に育ちたるねぢれ    駒野牧堂
      原句(捩花の素直に育つねぢれかな)

 茎の上方にらせん状にねじれた穂を出すのでこの名がある捩花。その捩れは素直に育っていると詠う。ねじれが素直というのも矛盾した詠み方ではあるが、捩花なればなるほどと納得させられる。美しく捩れた捩花の姿が浮かんでくる。

 

 

 

6−56 抱きたる闇立ち上り青芒    郷原和美
      原句(抱きゐる闇を立たせて青芒)

 「抱きたる闇立ち上る」とはいかなることかと思いきや「青芒」の季題。巧みな詠い方である。花芒でもない、枯芒でもない、青々とした闇を抱く青芒。立ち上るがその瑞瑞しさを表している。青芒を闇でもって表現したところが素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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