九月号(H28)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

秋の倉敷

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が9月と致します9月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は10月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は9月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   9月15日迄にその1句の番号を送信下さい。10月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (8月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば8−51が良いと思われたら8−51と送信)

     (投稿3句は8月25日締切ですが、選句は下記句から選んで8月15日までに送信下さい)

8月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集8月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を9月15日迄にメール送信下さい。

 

 

8−1 蝉時雨雨後の閑さ破りけり
8−2 閑話休題とりあえず水羊羹
8−3 ダンデイのハンカチ真白決めにけり

 

8−4 逆流をするかに光る川炎暑
8−5 氷水英語独逸語仏蘭西語
8−6 蝉の穴覗けば地軸見えるかも

 

8−7 万緑や谷川の水無尽蔵
8−8 慰霊碑に沈みて来る夕蛍 
8−9 大神輿掛け声に乗り後に蹤く

 

8−10 追憶は阿波の細径道をしへ
8−11 先祖皆兵揃ひ墓参
8−12 松籟を潮騒を聞き墓洗ふ

 

8−13 秋立ちて万象それに従ひぬ
8−14 鐘の音に蜩いよよ鳴き盛る
8−15 京の夜を大いに揺らす大文字

 

8−16 喝采のやうな夕立を浴びにけり
8−17 水軍のごと繰り出せる流燈舟
8−18 手枕の湖かたむけて夏座敷

 

8−19 秋の蝉恋の成就を聞きたくも
8−20 稲妻に浮き上がりたる山の景
8−21 新涼や草木の色大人びて

                      

8−22 落蝉のどれも仰向け虚空掻く
8−23 蝉穴に小石を落としみる無聊
8−24 仕来たりや一族寄り来盂蘭盆会

 

8−25 熊蝉飛び去り油蝉つなぎけり
8−26 落蝉の歩かんとして進めざる
8−27 家近くなる白粉の咲く小道

 

8−28 宮の森初ひぐらしの幽かなる
8−29 打水の水玉消ゆるはやさかな
8−30 豊の色幽かに見ゆる稲穂かな

 

8−31 大花火腰抜かすなよ闇の神
8−32 揚花火音散らかして消えにけり
8−33 灯蛾の如花火に集ふ人の影

 

8−34 星今宵逝きし君との逢瀬かな
8−35 遠花火光りと音の落差かな
8−36 手の触れし父祖の霊標灼けてゐて

 

8−37 病みてより故郷遠き猛暑かな
8−38 かなかなや墳墓の果てより妣の声
8−39 逝く夏や三百年の家系絶ゆ


                            

8−40 海近く丘の教会夏の蝶
8−41 みちのくの風鈴を吊り父偲ぶ
8−42 百キロを五日で完歩日焼の子

               

8−43 片陰を行きて投函締切り日
8−44 沖よりの風に切幣海開き
8−45 桐一葉バス待つ列に入り込み

                    

8−46 新涼の風頬撫づる嵯峨野かな
8−47 丁髷の降り立つ駅や夏巡業  
8−48 掛軸を絵より書に替へ今朝の秋 

 

8−49 草原に移りゆく影秋の雲
8−50 稲の花夕空高くなりにけり
8−51 父母亡くも里思い馳せ星月夜

                                                                       

8−52 水中花灯下に色を深めたる
8−53 人気なき家を囲みぬ灸花
8−54 山風の欄間ぬけゆく蚊遣香

 

8−55 対岸のビルの直角秋近し
8−56 上越の駅前空間青田風
8−57 夕焼けて雲を縁取る金の線

                     

8−58 ぬくもりを抱き西瓜の重さ抱き
8−59 山畑の果樹にも及ぶ秋旱
8−60 天帝の力及ばぬ秋旱

 

8−61 ゆく夏の引き潮残す貝ひとつ
8−62 ひざ元に秋の気配の夜更けかな
8−63 梢ふく風のにほひや秋近し

 

8−64 切り岸の草木揺るぐ原爆忌
8−65 岐阜提灯闇の隙なき地蔵堂
8−66 新涼のラジオ体操最終日

 

8−67 処暑の空寺苑の風の秋澄めり
8−68 山門の風新涼の濃かりけり
8−69 せせらぎの奥を明るく竹の春

 

8−70 爽や古都の吟行にぎりめし
8−71 高原の変る風向き今朝の秋
8−72 渓流の旅の始まり桐一葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (8月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

8月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの9月号に掲載しております。

 

7−2 池底に万緑騒ぎをりにけり         美々杏里  (1人選あり)

 

7−5 ふる里にゐる事確か青田風      今村征一      (1人選あり) 

 

7−8 茅の輪潜る木沓の音や笹の風      関根 富美子    (2人選あり)

 

7−9 どの坂も港に続き風は夏      関根 富美子      (2人選あり)

 

7−10 ともかくも水着へわが身ほり込みぬ    秋野あかね  (1人選あり)

 

7−25 一城の哀史語るか法師蝉     山川桃太       (1人選あり)

 

7−33 松風と潮風浴ぶる半夏生        松尾あやめ                  (1人選あり) 

 

7−37 干し上ぐる漁の合間の若狭梅    駒野牧堂       (1人選あり)

 

7−38 伊吹嶺の雲ほぐれくる今朝の秋       駒野牧堂            (1人選あり) 

 

7−39 叡山のどの径行くも法師蝉     駒野牧堂       (1人選あり) 

 

7−48 山門の闇一灯の夏薊          郷原和美                (1人選あり) 

 

7−55 さざ波の躓いてゐる植田かな        三木 蘭             (1人選あり)

 

7−62 束帯の折り目の著し夏祓    大澤 敏惠      (2人選あり)

 

7−66 白百合の咲くも回向や忌を修す         横山ゆう           (1人選あり)

 

7−69 うたた寝の覚めて浮世の夏風邪に         村田差久子          (1人選あり)

 

7−71 夜のをのこ虜に月下美人の香          阿部栄子            (1人選あり)

 

7−74 天守より降りぬ水都の蝉しぐれ   中野 美栄子     (2人選あり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

8月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

7−3 神秘めく森行き止り万緑裡         美々杏里
     原句(万緑の神秘めく森行き止り)

    

7−6 言へばもう引かぬ性分捩り花       今村征一

  

7−8 茅の輪潜る木沓の音や笹の風     関根 富美子


7−9 どの坂も港に続き風は夏       関根 富美子


7−12 夏の海優しく我を迎へたる        秋野あかね



7−15 宿浴衣老も若きも同じ柄      高橋泉也
      原句(宿浴衣老いも若きも同じ柄)

         

7−17 この山は梅雨が似合ふと山男       鈴木小弥太

 

7−21 夕焼けてやがて影絵となりし町      津坂夢 
      原句(夕焼けてやがて町中影絵なり)


7−23 若者の声勇み立つ神輿舁         奥村僚一

                          

7−29 銀シャリを夢見し昭和青田風      住之江野郎


 7−32 憩ひをり蓮わたる風間近とし           松尾あやめ
      原句(蓮わたる風を間近に憩ひをり)


7−36 寺子屋跡てふ山間の茂かな     松尾 好就
      原句(山間の寺小屋跡の茂りかな)


7−37 干し上ぐる漁の合間の若狭梅     駒野牧堂

 

7−39 叡山のどの径行くも法師蝉       駒野牧堂


    

7−40 初浴衣しつけを解きて子を待てり      小島文郁


7−42 帰省子の大の字になる青畳        小島文郁

 

7−44 句帳手に東下りや日の盛          辻 雅宏

                                 

7−46 絵硝子の青の憂鬱梅雨ぐもり       郷原和美


7−48 山門の闇を点せり夏薊      郷原和美
      原句(山門の闇一灯の夏薊)


7−49 隠沼の生々流転蜻蛉生れ        卯野花子


     

7−54 えい翻るゆつたりと笑み返し     浦島太郎
 


7−55 さざ波の躓いてゐる植田かな       三木 蘭



7−57 池明りさし込んでくる木下闇       三木 蘭

 

7−60 自家製の果実酒を乾し月涼し            酒匂律子
      原句(自家製の果実酒披露月の居間)

 

7−62 束帯の折り目正しき夏祓    大澤 敏惠
      原句(束帯の折り目の著し夏祓)


7−63 夜の川魚の水打つ音涼し      大澤 敏惠

            

7−66 白百合の咲くも回向や忌を修す      横山ゆう

 

 7−67 この径が好き凌霄の咲きこぼれ      村田差久子


7−68  初蝉や真白の卓布空へ干す        村田差久子

 

7−72 一丘のまるごと滾る蝉しぐれ       阿部栄子
      原句(一丘のまるごと沸る蝉しぐれ)

 

7−74 天守より降りぬ水都の蝉しぐれ      中野 美栄子

 

7−75 蝉しぐれ駅と神社を繋ぎけり       中野 美栄子


 

 

         

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

7−24 夏草の人おそひ来る野道かな      奥村僚一
      原句(夏草の人おそい来る野道かな)

夏草の勢いは留まるところを知らない。四方八方に伸びあがる。おそらく草いきれもすごい道であろう。《人おそひ来る》という擬人化がそれを端的に表している。擬人化を安易に遣うのは危険であるが、この句の場合は効果絶大である。

 

 

7−25   法師蝉城の哀史を語るかに     山川桃太
         原句(一城の哀史語るか法師蝉)

例えば、大阪城のように落城の歴史のある城跡。真夏のうるさい程の蝉時雨も収まり、法師蝉が鳴きだした。落城の哀史を語るかの法師蝉の鳴きよう。遠き昔を哀悼する声明のようでもある。いよいよ夏も逝ってしまう。

 

 

7−71   夜のをのこ虜に月下美人の香    阿部栄子

 《夜のをのこ虜に》などと、のっけから言われると、少なからず、ぎくっとさせられる。そして、《月下美人の香》と謎解きのような措辞。成るほどねということになる。ここに俳句の面白さがある。男を虜にする月下美人。さぞ美しい色香であったことでしょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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