一月号(H29)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

富士七変化

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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が1月と致します1月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は2月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は1月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   1月15日迄にその1句の番号を送信下さい。2月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (12月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば12−47が良いと思われたら12−47と送信)

     (投稿3句は1月25日締切ですが、選句は下記句から選んで1月15日までに送信下さい)

12月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集12月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を1月15日迄にメール送信下さい。

※ホームページ機能上認識出来ない漢字はひらかなにて表示していますのでご了承下さい

 

12−1 見はるかすしろがねの野枯芒
12−2 刀豆の枯れて刃を失いぬ
12−3 隠沼を照らす真っ赤や冬紅葉

 

12−4 石蕗の花草庵の木戸開かれて
12−5 釣宿の昏き人声枇杷の花
12−6 時雨るるや三門潜る僧の笠

 

12−7 残されてふと冬ごもりなる心
12−8 雪になり雨になる日の炬燵かな
12−9 眺められ夜は一人の雪だるま

 

12−10 枯葦の僅かな色も失せにけり
12−11 救急車遠くへ聞きて根深汁
12−12 清晨や御門高きに楝の実

 

12−13 束の間の時雨なれども虹美しく
12−14 遠拝む南円堂の時雨をり
12−15 時雨忌の波たたみくる湖中句碑

 

12−16 笹鳴に暫し濁世を忘れたる
12−17 笹鳴に笹も風呼び啼き初むる
12−18 障子閉め鳥の歌声盗み聞く

 

12−19 山すそのうるし紅葉もえ立ちて
12−20 田んぼ道色あでやかに草紅葉
12−21 火をかこみかざす人の手枯野かな

                      

12−22 鰤起海へ一光投げゐたり
12−23 銀山に無縁仏の寒き数
12−24 宍道湖の波はゆりかご浮寝鳥

 

12−25 にほどりやあふみ何がし続く駅
12−26 着膨れて席の一つを譲り合ふ
12−27 古稀なれど在の若い衆餅を搗く

 

12−28 あれも夢これも夢一年終はる
12−29 また一つ皺増ゆるかな去年今年
12−30 数え日を数えいつしか数え唄

 

12−31 大雪に埋もる寸前夢覚むる
12−32 寒紅にそつと近づく鏡かな
12−33 討入を降りたき義士もきつと居し

 

12−34 音もなく跡もとどめぬ時雨去る
12−35 庭園の地にも苔にも木の実降る
12−36 浦見えて曲がる山道石蕗の花


12−37 霜柱蹠に玻璃の音させて
12−38 冬帝の近づく色を空に見し
12−39 短日の洗濯物の生乾き

 

12−40 蕪二本いと無雑作に抜きくれし
12−41 露はなる白き二の腕大根洗ふ
12−42 神々の宴の声や虎落笛

                                          

12−43 寒行を了へて湯気立つ白衣かな
12−44 美濃和紙の明りはんなり冬の夜
12−45 三井寺の除夜の一鐘湖渡る

                    

12−46 菊枯れて余生を凭れ合いながら
12−47 十二月八日の富士の真白なり
12−48 冬うらら仙崖展の布袋画讃

 

12−49 年の瀬の朝市すぐに野菜売れ
12−50 埋火や今日の一言悔いてをり
12−51 木に残る葉もまた侘し冬の月

                                                                       

12−52 妣の香に逢える気のする干蒲団
12−53 実南天雫かさねて弾みおり
12−54 銀杏散り枝大にして天を指す

 

 12−55 豆柿の万と熟るまま大和路は
 12−56  孔雀明王紅葉の寺苑舞ひ給へ
 12−57 来し径の口元ゆるぶ暖房に

                     

12−58 扁額の墨痕淋漓冬日濃し
12−59 禅苑の移ろふ日向冬の蝶
12−60 風の修羅水の修羅へと枯蓮

 

12−61 百の磴登るリハビリ息白し
12−62 付いてくる犬の後先息白し
12−63 挨拶の如く降たる初あられ

 

12−64 野焼きの火闇に大きく仁王立ち
12−65 週三の仕入れ新鮮種物屋
12−66 思うまま事の運びて冬ぬくし

 

12−67 申し訳なき心地して薬喰
12−68 鉄橋の下も安穏浮寝鳥
12−69 初雪に動ぜぬ着物姿かな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (12月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

12月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの1月号に掲載しております。

 

11−3 柳生へと続く小流れ石蕗の花    関根 富美子   (1人選あり)

 

11−12 ただならぬ人の話や身にぞ入む   美々杏里      (1人選あり)

 

11−14 大根干す万葉の里烏啼く     鈴木小弥太      (1人選あり)

 

11−16 草紅葉寺小屋跡といふ標     松尾あやめ      (1人選あり)

  

11−21 風の色銀色となり花すすき     松尾好就       (2人選あり)

 

11−27 冬日向山湖に向かひ十戸ほど    寺島みゆう     (3人選あり)

 

11−32 保津川の舟にかぶさる冬の山    小次郎      (1人選あり)

 

11−34 ひとときを伊根の舟屋に冬うらら   辻 雅宏      (1人選あり)


11−38 浮寝鳥波高くして低くして    浦島太郎      (2人選あり)

 

11−39 大琵琶を埋め尽くすかに浮寝鳥   浦島太郎     (1人選あり)

 

11−41 箒目にちらほら美しき紅葉かな   津坂夢       (1人選あり)

 

11−42 落陽を重ねて燃ゆる櫨紅葉    津坂夢       (1人選あり)

 

11−50 ふるさとに近づく車窓もみづれる    高橋泉也     (1人選あり)

 

11−56 盆梅のけなげな程に蕾つけ     酒匂律子      (1人選あり) 

 

11−59 帰り咲く火の鳥の赤海紅豆    郷原和美      (1人選あり) 

 

11−61 炉話や飛騨の飢饉の雑穀めし   中野 美栄子    (1人選あり)

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

12月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

11−2 冬初め千畳敷に座す祈り    関根 富美子
      原句(冬初め千畳に座す祈りかな)


    

11−3 柳生へと続く渓流石蕗の花         関根 富美子
      原句(柳生へと続く小流れ石蕗の花)

 

11−4 露の朝野の草ひかり放ちけり    奥村僚一
     
 原句(雑草のひかり放ちて露の朝)


11−8 虚子の見し帰り花とはきつと白       秋野あかね


11−11 屋形船水尾辷りゆく紅葉川    美々杏里
       原句(屋形船滑るがごとく秋の川)

 

11−12 ただならぬ人の話や身にぞ入む        美々杏里

         

11−13 風と行く奥の細道帰り花       鈴木小弥太


11−15 幾山河越えゆく宿り草紅葉       鈴木小弥太
       原句(草紅葉幾山超えて旅の宿)

 


11−16 草紅葉寺小屋跡といふ標      松尾あやめ

                          

11−17 朝寒や山裾に待つ始発バス      松尾あやめ


 11−20 ゐのこづち着けて犬の子戻り来る     松尾好就
       
原句(ゐのこづち着けて犬の子あらはれり)


11−21 しろがねの風のすぎゆく花芒     松尾好就
       原句(風の色銀色となり花すすき)


11−24 三味の音に寒き心の解けゆく     山川桃太



11−27 冬日向山湖に抱かるる十戸       寺島みゆう
      
原句(冬日向山湖に向かひ十戸ほど)

   

11−28 鳶の笛舞ひ揚げ浜の小春かな    小島文郁
       原句(揚げ浜は鳶の笛の小春かな)

 

11−30 茶を注ぐ手の温もりや今朝の冬       小島文郁

 

11−34 ひとときを伊根の舟屋に冬うらら      辻 雅宏

                                 

11−38 浮寝鳥波高くなり低くなり     浦島太郎
       原句(浮寝鳥波高くして低くして)


11−39 大琵琶を埋めて万の浮寝鳥     浦島太郎
       原句(大琵琶を埋め尽くすかに浮寝鳥)



11−40 つくばひの影のきらめく石蕗日和     津坂夢
    
   原句(つくばいのきらめく影の石蕗の花)

    

11−42 落日を重ねて燃ゆる櫨紅葉      津坂夢
       原句(落陽を重ねて燃ゆる櫨紅葉)


11−44 枯芒風の蓬けてをりにけり     卯野花子
        原句(風の前蓬けきつたる枯芒)


11−46 牡蠣を焼く玄海湾のふところに        阿部栄子

 

11−48 もてなしは牡蠣焼の香と海の音     阿部栄子
       
原句(もてなさる牡蠣焼の香と海の音)

 

11−50 ふるさとに近づく車窓紅葉濃し    高橋泉也
       原句(ふるさとに近づく車窓もみづれる)


11−51 釣り上げし魚も加へ寄鍋に     高橋泉也
   
   原句(寄鍋に釣りし魚を加えけり)

            

11−52 冬紅葉白き雄姿の姫路城     村田差久子
      
原句(姫路城白き雄姿を冬紅葉)

 

11−56 盆梅のけなげな程に蕾つけ      酒匂律子



11−57  除夜の風帰郷せし娘と聞く慣ひ          酒匂律子
      
原句(帰郷せし娘と聞く慣ひ除夜の鐘)

 

11−60 冬晴の窓大いなる予約席     郷原和美
       原句(冬晴の窓を大きく予約席)

 

11−61 炉話や飛騨の飢饉の雑穀めし       中野 美栄子

 

11−63 東大寺銀杏黄葉の過去未来       中野 美栄子

 

         

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

11−25   喫茶店彼の日のままに銀杏散る    寺島みゆう
        
原句(紅葉散るかの日のままの喫茶店)

 《学生街の喫茶店》という歌が随分前に流行った。その歌をふっと思い出させる一句。屈託なくおしゃべりした彼の日、彼の時。久し振りに訪れた喫茶店はあの日のままに銀杏が舞い散っている。随分人生を長く歩いて来たなあという感慨を伝える一句でもある。

 

11−33   冬紅葉闇を深むる色であり    小次郎

 紅葉であれば暮れてもまだほの明るい色が残るが、季節も深まり冬紅葉となると、闇を尚更に深める色となる。なるほどと思わせられる。冬紅葉の「冬」が良く効いている。寒気がより色を深め闇を深めている。深閑とした冬紅葉の夜の闇が描けた。

 

11−54   小夜時雨耳の残りし君の声    村田差久子
        
 原句(君が声耳に残るる小夜時雨)

 小夜時雨。夜更けてより降る時雨のこと。そのあるかなしかの時雨の音を聴きながら、去っていった君の声を懐かしく思い出している。はっきりとはしないが、亡くなった人を偲んでいる句とも思える。どちらにしろ小夜時雨の季題が美しく心に沁みて来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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