二月号(H29)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

冬山

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が2月と致します2月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は3月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は2月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   2月15日迄にその1句の番号を送信下さい3月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費12.000円(12ケ月分 )
   又は6.000円(6ケ月分)お振込みください。

 

                                                                 以上

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (1月25日締切分を掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば1−35が良いと思われたら1−35と送信)

     (投稿3句は2月25日締切ですが、選句は下記句から選んで2月15日までに送信下さい)

1月投稿の皆様の俳句です  この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集1月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を2月15日迄にメール送信下さい。

※ホームページ機能上認識出来ない漢字はひらかなにて表示していますのでご了承下さい

 

1−1 降る雨に街は煌きクリスマス
1−2 酒一升提げ猪鍋に加はれり
1−3 トナカイの飛び出しそうやクリスマス

 

1−4 法華寺の塔際立てり寒茜 
1−5 糶声に煽られ買ふや歳の市 
1−6 鎌倉や矢倉点せる冬黄菊

 

1−7 一軒家庭のサザンカ咲き騒めく
1−8 空家の戸口明かりや草紅葉
1−9 野辺の草強ひる沈黙霜の朝

 

1−10 冬の海あの若き頃戻らずや
1−11 川凍てて時の流れも止まりけり
1−12 吾と来て浜に遊べや冬かもめ

 

1−13 奉献の菰樽百余宮の春
1−14 わが句あり花鳥諷詠初暦
1−15 病み籠もる友へ無沙汰の寒見舞い

 

1−16 寒昴空にぼんやり思ふこと
1−17 星空に十字切る人冬の山
1−18 月一つ凍てたる山を出づるかな

 

1−19 まほらなる大和の国の初山河 
1−20 柏手に鳥は御慶を返しけり
1−21 初芝居袖に出を待つ仁左衛門

                      

1−22 雑煮食べ至福の顔の並びをり
1−23 屠蘇を酌む杯の波美しき
1−24 今朝の春万象の色しかとあり

 

1−25 境内のひと隅灯す詫び椿
1−26 敷石に鳥の餌散る寒日和
1−27 服用に寒九の水を寺に汲む

 

1−28 初詣皆よそ行きの顔をして
1−29 初詣願ひに応ふ鳥の声
1−30 新年も早や過ぎゆける人の世ぞ

 

 1−31 道場へ深き一礼初稽古
 1−32 初稽古素足の一歩おもむろに
 1−33 口ついで出でしホ句あり春隣

 

1−34 空を切る風花一つ捕らへたる
1−35 風花のやうに消えゆく遊女かな
1−36 風花に束の間の旅人も亦


1−37 禅寺の裏に干さるる茎の桶
1−38 餅花と加賀友禅のロビーかな
1−39 一日置き又旅に出る松の内

 

1−40 見巡りし七堂伽藍淑気満つ
1−41 竜の玉葉陰に深く潜みをり
1−42 親子句碑拝す川辺の冬木立

                                          

1−43 筆始酉の一文字踊りをり
1−44 聞き流す妻の小言や去年今年
1−45 探梅や瀬戸内海を機下にして

                    

1−46 荒び猫ののたり帰還や冬の朝
1−47 日差し追ひからだずらしつ編む毛糸
1−48 大北風や直角に吹く窯の煙

 

1−49 新雪や人の後行く拾ひ足
1−50 あさぼらけ曇りガラスの雪の白
1−51 通院の傘に雪舞ひ消えにけり

                                                                       

1−52 漸くに叶いし花の吉野行き
1−53 行厨の犬も家族の花の宴
1−54 花人となりて一駅歩きけリ

 

1−55 落着きの良き目の揃ふ針起こし
1−56 紅の黙は遠目の寒椿
1−57 絡み合ふ空の争ひ寒鴉

                     

1−58 大寒や東京タワ-夜空占む
1−59 水鳥のつかず離れず気儘なり
1−60 一声を置きて遠くへ初鴉

 

1−61 二羽三羽ひかりの飛礫初雀
1−62 左義長の爆ぜてしんそこ空青し
1−63 老幹の空の一角春を待つ

 

1−64 読初は聖書の如き未央俳誌
1−65 吉兆売大阪弁に盛り上がり
1−66 日輪も人出呼び込む初戎

 

1−67 雪達磨 眺めて笑う 齢かな
1−68 鳰潜り 浮かぶ姿は 海女のごと
1−69 水仙の方ほうぼうに揺れ誰も見ず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

     互選句(皆様の選んだ1句) (1月15日締切分)   
     (   )内の数字は互選得票数です

1月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる1句をこの2月号に掲載しております。

 

12−2 刀豆の枯れて刃を失いぬ    美々杏里       (1人選あり)

 

12−6 時雨るるや三門潜る僧の笠    関根 富美子   (3人選あり)

 

12−10 枯葦の僅かな色も失せにけり    寺島みゆう    (1人選あり)

 

12−15 時雨忌の波たたみくる湖中句碑   松山寿美     (2人選あり)

  

12−21 火をかこみかざす人の手枯野かな     奥村僚一    (1人選あり)

 

12−25 にほどりやあふみ何がし続く駅    駒野牧堂     (1人選あり)

 

12−26 着膨れて席の一つを譲り合ふ    駒野牧堂     (2人選あり)

 

12−34 音もなく跡もとどめぬ時雨去る    松尾あやめ     (1人選あり)

 

12−36 浦見えて曲がる山道石蕗の花   松尾あやめ     (1人選あり)


12−37 霜柱蹠に玻璃の音させて     松尾好就       (1人選あり)

 

12−40 蕪二本いと無雑作に抜きくれし    高橋 泉也    (1人選あり)

 

12−43 寒行を了へて湯気立つ白衣かな     辻 雅宏     (1人選あり)

 

12−46 菊枯れて余生を凭れ合いながら    大澤 敏惠    (2人選あり)

 

12−48 冬うらら仙崖展の布袋画讃    大澤 敏惠    (1人選あり)

 

12−51 木に残る葉もまた侘し冬の月      文郁    (2人選あり)

 

12−54 銀杏散り枝大にして天を指す     津坂夢      (1人選あり)

 

12−55 豆柿の万と熟るまま大和路は     村田差久子     (1人選あり)

 

12−59 禅苑の移ろふ日向冬の蝶      郷原和美      (1人選あり)

 

12−60 風の修羅水の修羅へと枯蓮   郷原和美      (2人選あり)

 

12−64 野焼きの火闇に大きく仁王立ち     酒匂律子     (1人選あり)

 

12−67 申し訳なき心地して薬喰     横山ゆう     (2人選あり)

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

1月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

 12−2 刀豆の枯れきり刃失ひぬ    美々杏里
       原句(刀豆の枯れて刃を失いぬ)


    

12−4 草庵の木戸の開かれ石蕗の花    関根 富美子
       原句(石蕗の花草庵の木戸開かれて)


 

12−8 雪になりやがては雨となる炬燵      秋野あかね
      原句(雪になり雨になる日の炬燵かな)


12−10 枯葦の僅かな色も失せにけり      寺島みゆう


12−11 救急車遠く走れり根深汁           寺島みゆう 
       原句(救急車遠くへ聞きて根深汁)

 

12−14 遠拝む南円堂の時雨をり          松山寿美

         

12−16 笹鳴や暫し濁世を忘れたる      山川桃太
        原句(笹鳴に暫し濁世を忘れたる)


12−19 山裾の一際うるし紅葉燃ゆ     奥村僚一
       原句(山すそのうるし紅葉もえ立ちて)


12−24 宍道湖の波はゆりかご浮寝鳥        浦島太郎


                        

12−25 にほどりやあふみの名付く駅続く     駒野牧堂
        原句(にほどりやあふみ何がし続く駅)



 12−27 古希はまだ在の若衆衆餅を搗く      駒野牧堂
         原句(古稀なれど在の若い衆餅を搗く)


12−28 あれも夢これもまた夢年詰る     鈴木小弥太
        原句(あれも夢これも夢一年終はる)


12−32 寒紅のそつと近づく鏡かな       小次郎
       原句(寒紅にそつと近づく鏡かな)



12−36 曲がるたび浦見ゆ山路石蕗の花       松尾あやめ
      
原句(浦見えて曲がる山道石蕗の花)

   

12−37 霜柱蹠にひびく玻璃の音     松尾好就
       原句(霜柱蹠に玻璃の音させて)

 

12−40 蕪二本いと無雑作に抜きくれし       高橋 泉也



12−41 露はなる白き二の腕大根洗ふ        高橋 泉也

                                 

12−44 美濃和紙の明りはんなり冬の夜        辻 雅宏



12−47 十二月八日真白き富士の嶺      大澤 敏惠
       原句(十二月八日の富士の真白なり)



12−50 埋火や今日の一言悔いてをり       文郁

    

12−52 干布団妣のにほひの遺さるる     津坂夢 
       原句(妣の香に逢える気のする干蒲団)


12−54 散り尽くし天を指しけり大銀杏     津坂夢
        原句(銀杏散り枝大にして天を指す)


12−55 大和路の万の豆柿熟るるまま   村田差久子
        原句(豆柿の万と熟るまま大和路は)

 

12−58 扁額の墨痕淋漓冬日濃し        郷原和美

 

12−60 枯蓮となり風の修羅水の修羅      郷原和美
       原句(風の修羅水の修羅へと枯蓮)


12−61 百の磴登るリハビリ息白し         阿部栄子
   
   原句(寄鍋に釣りし魚を加えけり)

            

12−63 挨拶の如くに降りぬ初あられ       阿部栄子 
      
原句(挨拶の如く降たる初あられ)

 

12−64 大いなる暗闇野火の仁王立ち      酒匂律子
       原句(野焼きの火闇に大きく仁王立ち)



12−66 思うまま事の運びて冬ぬくし             酒匂律子

 

12−68 鉄橋の下は安穏浮寝鳥        横山ゆう
       原句(鉄橋の下も安穏浮寝鳥)

 

 

 

特選 3句 及び主宰の寸評

 

12−5  釣宿の昏き人声枇杷の花      関根富美子

 釣宿は朝は早い。起き出してくる人声は、他の人に迷惑のかからないように密やかなる声なのであろう。それを「昏き人声」と表現。季題の「枇杷の花」の密やかで地味な咲きようとよく響き合っている。うすら寒い釣宿の雰囲気が良く出ている。

 

 

12−15  時雨忌の波たたみくる湖中句碑    松山寿美

  湖中句碑は堅田の浮御堂の湖上に建っている虚子の句碑。浮御堂には芭蕉の句碑が二つも建てられている。近江の俳枕ともいえる浮御堂。おりしも芭蕉の忌日である時雨忌であると気づいた作者。時雨忌の波だなあという感慨が一句にまとまった。

 

 

12−45  三井寺の除夜の一鐘湖渡る     辻雅宏

 つづいて近江八景の一つ、三井寺の鐘。琵琶湖を一望できる景勝の地三井寺。除夜詣の鐘は暗闇の湖を辷るように渡ってゆく。鐘一打一打に正しく今年の煩悩が払われてゆくようである。景勝の地ならではの鐘の音色に年を惜しんでいる作者なのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

興福寺と猿沢池

 

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