十月号(H30)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

芭蕉の眠る義仲寺

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が10月と致しますと 10月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は11月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は10月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   10月15日迄にその1句の番号を送信下さい11月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費14.400円(12ケ月分 )
   又は7.200円(6ケ月分)お振込みください。
 


 

                                                                 以上

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (9月25日締切分を10月号のページに掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば9−36が良いと思われたら9−36と送信)

     (投稿3句は10月25日締切ですが、選句は下記句から選んで10月15日までに送信下さい)

       投稿されていない方も好きな句がありましたら送信下さい但し登録者に限ります

9月投稿の皆様の俳句です この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集9月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を10月15日迄にメール送信下さい。

※ホームページ機能上認識出来ない漢字はひらかなにて表示していますのでご了承下さい

 

 

9−1 端然と雲間の富士や秋めきぬ
9−2 新涼の高原バードウオッチング
9−3 風鈴の極楽の音奏でけり
                            

 

9−4 白砂踏む神籤のとなり新松子
9−5 一山は鳥獣の声避暑の旅
9−6 走る子に始業のチャイム葛蔓
                          

 

9−7 秋入日青き卓布にロゼワイン
9−8 女房のゑり善で買ふ秋袷
9−9 おしろいや姉妹の桐の下駄
                            

 

9−10 味噌汁の香りゆたかに今朝の秋
9−11 新涼や素足に軽き宿の下駄
9−12 白蓮も訪ひし山宿秋兆す
                             


 9−13 学童にゲームはいらず猫じゃらし
 9−14 稲妻や雨の校庭置き去りに
 9−15 初秋刀魚腹わたこそが旨きとこ
                              

 

9−16 窓越しの颱風雄叫び怖れけり
9−17 とんぼきて細き葉っぱに止まる業
9−18 群れつくり群れをくずさず稲雀
                               

 

9−19 歳時記の例句に耽ける秋灯下
9−20 朽ち舟の一景となす秋の川
9−21 雨粒の弧を描き並ぶ芒かな
                               

 

9−22 はんなりと花街に聞こゆ秋の水
9−23 三味の音や武蔵と果たす明日の月
9−24 背ナにある一刀長き月の影
                               

 

9−25 風害を暫し忘れて虫の夜半
9−26 一人聞く土間に沁みいる虫の声
9−27 鉦叩律儀な人の庭に啼く
                                

 

9−28 陽の落ちて虫の歌劇の始まりぬ
9−29 鈴虫の胸反り上げて佳境なる
9−30 雨上がりどつと降りだす虫の声
                           

 

9−31 秋風や遠き島より人来る
9−32 秋冷に鐘の一打の音細る
9−33 月光に菩薩の影の確かなる
                            

 

9−34 雨上り茸の国の立上る
9−35 曼珠沙華遮り列車すれ違ふ
9−36 鉦叩厨の煮炊き匂ひくる
                            

 

9−37 信濃路は芭蕉も誉めし蕎麦の花
9−38 信州の空より林檎もぎ取らん
9−39 これがまあ一茶の住処えのこ草
                              

 

9−40 比良比叡越えて琵琶湖へ雁の棹
9−41 俳句てふ恋に浸りて夜の長し
9−42 川風にコスモスそよぐ鄙の里
                          


9−43 華やぎし声の漏れ来る萩の宿
9−44 大琵琶に皿のようなる月浮かぶ
9−45 命をばつなぐ音かな鉦叩
                         

 

9−46 秋澄むや夜明けの貨車の過ぐる音
9−47 扁額の筆致堂々桐一葉
9−48 月あげていよいよ細る京格子
                            

 

9−49 名月の地震の大地を鎮めたる
9−50 月の夜に静寂戻る野も山も
9−51 大いなる月光坐せる大社
                             

 

9−52 秋思得て気の休まざる事ばかり
9−53 予期せざる事に始まる愁思かな
9−54 初恋は甘くすっぱし石榴の実                   
                              

 

9−55 敗荷や黄昏時の水の影
9−56 実紫粒それぞれの色に艶
9−57 薄紅葉小谷の流れ消えさうに   
                           

 

9−58 朝顔やラジオ体操続きをり
9−59 吹かれ来て吹かれゆきけり揚羽蝶
9−60 掃き清めあり神殿の蜘蛛の糸
                              

 

9−61 風災の稲穂を起こす農婦かな
9−62 理由(わけ)もなく溜息の出る秋日暮
9−63 爽やかや部屋干しのシャツ乾きゐて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

    互選句(皆様の選んだ1句) (9月15日締切分)   

     (   )内の数字は互選得票数です

投句されていなくても登録されてる方の選も掲載しています

好きな句、互選どしどしメール下さい(投句されていない方も互選OKです)

 

9月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる句をこの10月号に掲載しております。

 

8−3  蝉時雨神社で習ふ武道かな      矢野敬和      1人選あり

 

8−4 枝折戸に朝顔の藍溢れさせ      川崎未知      1人選あり

 

8−7 軽トラに西瓜詰め込む露天商      垣内孝雄     2人選あり

 

8−12 底紅や耳門閉さる昼の黙       美々杏里      1人選あり

8−15 老鶯や庭に美声の別れかな      阿部栄子      1人選あり 

 

8−16 炎暑にも今日を堪えゆく八十路かな     奥村僚一    1人選あり

8−19 ホスピスの窓辺に聞くや遠花火    関根 富美子   1人選あり

 

8−25 深閑の庭木をつつむ望の月      津坂夢       1人選あり

 

8−33 大戦を知りたる如くカンナの緋    中村さだ子     1人選あり

 

8−35 鬼灯の赤の数ある供へ物     卯野花子      2人選あり

 

8−40 流灯を追うて走るや母なき子     辻 雅宏      1人選あり

 

8−44 秋の蚊のなよなよ舞うて隙のなし    小次郎      1人選あり

 

8−49 蜩や暮れゆく山を包み込む     小島文郁       1人選あり

 

8−56 一笑にふすかに吐くや放屁虫    高橋泉也      1人選あり

 

8−59 転調のごとき一雨や秋の声     郷原和美     1人選あり

 

8−61 青みかん教師窓辺に俯きて    大澤 敏惠     1人選あり

 

8−62 終戦日戦死の父の歳数ふ     大澤 敏惠     4人選あり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

9月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

          ネットde 俳句平成30年9月号(8月投句分) から選

 

8−3 神社にて習ふ武道や蝉時雨        矢野敬和
原句(蝉時雨神社で習ふ武道かな)
          

8−4 枝折戸に朝顔の藍溢れさせ         川崎未知

 

8−5 夕焼や止まりしままの観覧車        川崎未知


8−8 朝顔の観察日誌一頁            垣内孝雄

 

8−9 かなかなや妻に変りて猫の世話        垣内孝雄  
原句(かなかなや猫におやつを妻の留守)

 

8−11 古戦場跡鐘楼の古り晩夏      美々杏里
原句(鐘古りて古戦場跡晩夏かな)

 

8−12 底紅や耳門閉ざされゐる亭午      美々杏里
原句(底紅や耳門閉さる昼の黙)

 

8−14 海の日や玄界灘の空は青         阿部栄子

 

8−15 老鶯の庭に美声の別れかな        阿部栄子
原句(老鶯や庭に美声の別れかな)

 

8−16 今日もまた炎暑堪へゆく八十路かな       奥村僚一
原句(炎暑にも今日を堪えゆく八十路かな) 

 

8−18 出会ひたる人も白髪や墓参           奥村僚一
原句(墓参り出合いし人や共白髪)

 

8−19 ホスピスの窓辺にひらく遠花火         関根 富美子
原句(ホスピスの窓辺に聞くや遠花火)

 

8−20 竜胆や馬車の鈴音遠くなる          関根 富美子

 

8−21 天保と書かれし墓石赤のまま         関根 富美子
原句(天保の小さき墓石や赤のまま) 

 

8−22 縁側に西瓜の影の重く坐す         秋野あかね 

 

 
8−26 厨窓開け涼風を通はする           津坂夢
原句(厨戸を開けて涼しき風の道)

 

8−27 その底に廃車の積まれ真葛原      津坂夢  
原句(積まれたる廃車を被く真葛原)

 

8−29 蜩を声明と聞く法の山            山河一草

 

8−30 過疎村にすぐる風音墓参            山河一草
原句(墓参また過疎となりたる風の音)

 

8−32 ふるさとの耳に残りし踊唄         中村さだ子 
原句(いつまでも耳に残りし踊唄)

 

8−33 大戦を知りたる如くカンナ燃ゆ      中村さだ子 
原句(大戦を知りたる如くカンナの緋)

 

8−34 俯瞰する島一つづつ青葉濃し           卯野花子
原句(俯瞰する島一つづつ青葉山)

 

8−36 通院の身を癒しくれ白木槿              卯野花子
原句(通院の都度癒さるる白木槿)

 

8−41 霊山の尾根きはやかに涼新た           辻 雅宏
原句(霊山の尾根くつきりと涼新た)

 

8−43 秋の蚊の羽音を消して近づき来        小次郎
原句(秋の蚊の無言の羽音寄り来る)

 

8−46 重たき荷背負ふが如き残暑かな        鈴木小弥太
原句(残暑とは重たき背ナの荷の如し)

 

8−49 山暮れてゆくかなかなに包まれて         小島文郁
原句(蜩や暮れゆく山を包み込む)

 

8−50 香煙のただよふ古刹桐一葉             小島文郁


8−52 大江戸の一夜を焦がす揚花火            山川桃太
原句(大江戸の一夜を焦がす花火かな)

 

8−54 手花火の呪文の声を聴きゐたり           山川桃太
原句(手花火の呪文の声を聴きいたり)

 

8−55 何事も笑ってすます生身魂             高橋泉也

 

8−57 夕霧や峪のしじまに洩るる音           高橋泉也
原句(夕霧のしじまに洩るる峪の音)

 

8−58 底紅のくれなゐ潤む通り雨            郷原和美

 

8−61 青みかん教師窓辺に俯きて           大澤 敏惠

 

8−62 終戦日戦死の父の年数へ            大澤 敏惠

 

 

 

 

選評

8−39 城門に魔王のごとく立つ残暑    浦島太郎
     原句(城門に残暑魔王の如く居り)

 今年の夏の暑さは尋常ではなかった。そしてまだまだ続く残暑。城門というからには大手門とか青屋門とか、大いなる門構えを想像させる。その城門に立つ炎熱の大魔王。比喩ではあるが、これ以上の怖ろしい魔王は居ないであろうことを想像させる、堪え切れない残暑なのである。

 

8−42 奈良墨の色なき風に乗る香り    辻雅宏
     原句(奈良墨の香り色なき風に乗り)

 こちらはがらっと変わって爽やかなる句。「色なき風」が季題。秋風の傍題である。その爽やかな風に乗って香ってくるのは奈良墨。墨の殆どは奈良で生産されている。奈良格子から香る墨の香。その落ち着いた香がいかにも古都奈良に似合う。色なき風と言い、奈良町の一番よき季節到来を語る。

 

8−59 一雨に転調となる秋の声    郷原和美
     原句(転調のごとき一雨や秋の声)

 何かしら秋を感じさせる音。それは葉擦れの音であったり、水音であったり、虫の声であったりする。長い猛暑も過ぎ去り、この一雨でがらりと変わった空気。まだまだ夏と思っていたが、思わぬ秋の声に気付いた作者。夏から秋への変わり目を一雨の音の転調に知った作者の驚きが窺がえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         

 

 

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