十一月号(H30)

ネットde俳句

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紅葉の嵐山

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 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が11月と致しますと 11月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は12月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は11月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   11月15日迄にその1句の番号を送信下さい12月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費14.400円(12ケ月分 )
   又は7.200円(6ケ月分)お振込みください。
 


 

                                                                 以上

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (10月25日締切分を11月号のページに掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば10−51が良いと思われたら10−51と送信)

     (投稿3句は11月25日締切ですが、選句は下記句から選んで11月15日までに送信下さい)

       投稿されていない方も好きな句がありましたら送信下さい但し登録者に限ります

10月投稿の皆様の俳句です この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集10月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を11月15日迄にメール送信下さい。

※ホームページ機能上認識出来ない漢字はひらかなにて表示していますのでご了承下さい

 

 

10−1 君の胸あなたの胸に赤い羽根
10−2 渓川の音を断ち切り添水鳴る
10−3 今朝雨の萩の雫にまみれ剪る


 

10−4 朝霧の衾開けゆく山の湖
10−5 幾重にも風の溺るる花野かな
10−6 月の出や肋あらはに艦大和


 

10−7 秋刀魚焼く空のベットの夫のこと
10−8 神苑の人包むごと秋の虹
10−9 松籟に打ち消されつつ秋の蝉


 

10−10 烏瓜魂の欠片の赤く染む
10−11 ランプの灯ともる客室星月夜
10−12 四阿に座せば小鳥の枝つたふ



10−13  秋刀魚焼く路地の裏手の夕餉かな
10−14  鈴虫や闇夜に響く管楽器
10−15  秋の蚊や灯火に開く参考書


 

10−16 刈株のいのち芽生えしひつじ稲
10−17 そよ風にうす花すすき頬にふれ
10−18 細き身に艶めきゆれる彼岸花


 

 10−19 柿もぎに登り夕日を一人占め
 10−20 農夫より先に啄む稲雀
 10−21 夜寒さに人恋しくて長電話


 

10−22 小鳥来とは杜のかしまし娘なる
10−23 酒豪とて菊の香に酔ふ脚運び
10−24 徒然に文書きたくも実むらさき


 

10−25 枯蟷螂悠然と枝上りおり
10−26 背の子のえのころ草にくすぐらる
10−27 水澄める川底の石みな丸く


 

10−28 村人の姿見えねど冬支度
10−29 人は老ひ山河は秋を深めをり
10−30 百舌鳥のきていよよ荒るるや野も山も


 

10−31 秋寂や車窓過ぎ行く湾岸線
10−32 山林に啄木鳥の音木霊する
10−33 明月や周りの星の静かなる


 

10−34 やや寒の心に仄と宿の酒
10−35 蔵屋敷過る風音うそ寒し
10−36 肌寒き今朝の旅路となりにけり


 

 10−37 田には人空は蜻蛉きらめける
 10−38 葦原を声なく人の来る気配
 10−39 細道や顔に触れくる花芒


 

10−40 大綿にゆらゆら揺るる日陰かな
10−41 己が影よろと傾け冬の蜂
10−42 鎌上げて枯蟷螂は二刀流



10−43 海鳴りの中に聞こえる冬の鳥
10−44 冬の日の閑に沈む原野かな
10−45 蓑虫に宿を借りたき心かな


 

10−46 縁側に甘き影置く吊るし柿
10−47 柿食うてゆるりと語る翁かな
10−48 柿の種つるりと滑る光かな


 

10−49 角伐に鹿はしぶしぶうべなへり
10−50 世の中は変はれども色変へぬ松
10−51 斑鳩の旅情いやます秋夕焼


 

10−52 木曾村の水走りゆく芋水車
10−53 鵙鳴ひて水汲む我を見下ろせり
10−54 律儀よき木目模様や鳥渡る

                 

 

10−55 嵯峨の道右に左に竹の春
10−56 草紅葉踏みにじりゆくトラクター
10−57 竿を振る湖畔縁取る草紅葉

  

 

10−58 イニシャルを編み込み毛帽贈りけり
10−59 犬の太郎猫の花子と日向ぼこ
10−60 諍いを聞くとは無しに懐手  


 

10−61 口あけて通草の黙のかしましき
10−62 流木を洗ふ波の穂秋の声
10−63 流木の骨の白さや鳥渡る

 

 

10−64 爽やかや筆跡床し便り来る
10−65 忌を修す句集を開く秋灯下
10−66 道端にちぎれて倒れ草の花

 

 

10−67 茶の花の隠るるやうに咲きにけり
10−68 茶の花の蕊より日差零れけり
10−69 茶の花や女主人に迎へられ

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

    互選句(皆様の選んだ1句) (10月15日締切分)   

     (   )内の数字は互選得票数です

投句されていなくても登録されてる方の選も掲載しています

好きな句、互選どしどしメール下さい(投句されていない方も互選OKです)

 

10月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる句をこの11月号に掲載しております。

 

9−1 端然と雲間の富士や秋めきぬ    美々杏里     1人選あり

 

9−4 白砂踏む神籤のとなり新松子    寺島みゆう    1人選あり

 

9−6 走る子に始業のチャイム葛蔓      寺島みゆう     1人選あり

 

9−7 秋入日青き卓布にロゼワイン      垣内孝雄      1人選あり

9−11 新涼や素足に軽き宿の下駄    川崎未知         2人選あり 

 

9−21 雨粒の弧を描き並ぶ芒かな     津坂夢         2人選あり

9−31 秋風や遠き島より人来る       浦島太郎       1人選あり

 

9−34 雨上り茸の国の立上る       卯野花子        1人選あり

 

9−35 曼珠沙華遮り列車すれ違ふ      卯野花子       1人選あり

 

9−38 信州の空より林檎もぎ取らん      鈴木小弥太   1人選あり


9−40 比良比叡越えて琵琶湖へ雁の棹     辻 雅宏       1人選あり

 

9−41 俳句てふ恋に浸りて夜の長し     辻 雅宏        1人選あり

 

9−43 華やぎし声の漏れ来る萩の宿     中村さだ子      1人選あり

 

9−46 秋澄むや夜明けの貨車の過ぐる音   郷原和美       1人選あり

 

9−48 月あげていよいよ細る京格子      郷原和美     2人選あり

 

9−49 名月の地震の大地を鎮めたる     山川桃太      2人選あり

 

9−54 初恋は甘くすっぱし石榴の実     酒匂律子       1人選あり

 

9−55 敗荷や黄昏時の水の影        大澤 敏        1人選あり

 

9−60 掃き清めあり神殿の蜘蛛の糸     阿部栄子        1人選あり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

10月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

          ネットde 俳句平成30年10月号(9月投句分) から選

 

       
9−2 新涼や高原バードウオッチング         美々杏里
     原句(新涼の高原バードウオッチング)

 

9−3 風鈴の極楽の音奏でけり            美々杏里


9−5 一山は鳥獣の声避暑の旅            寺島みゆう

 

9−6 葛蔓始業ベル鳴り子ら走る           寺島みゆう
     原句(走る子に始業のチャイム葛蔓)

 

9−7 秋入日青き卓布にロゼワイン          垣内孝雄

 

9−8 ゑり善で買ふ女房の秋袷           垣内孝雄
     原句(女房のゑり善で買ふ秋袷)

 

9−9 おしろいや姉妹揃ひの桐の下駄         垣内孝雄
     原句(おしろいや姉妹の桐の下駄)

 

9−10 味噌汁の香りゆたかに今朝の秋          川崎未知

 

9−11 宿下駄の素足に軽く涼新た            川崎未知
      原句(新涼や素足に軽き宿の下駄)                             

      
9−15 初秋刀魚わたも丸ごといただきぬ          矢野敬和
      原句(初秋刀魚腹わたこそが旨きとこ)

 

9−18 稲雀群を崩さず立ちにけり               奥村 僚一
      原句(群れつくり群れをくずさず稲雀)

 

9−19 歳時記の例句に耽ける秋灯下            津坂夢

 

9−21 弓なりに並ぶ雨粒花芒                  津坂夢
      原句(雨粒の弧を描き並ぶ芒かな)

 

9−22 はんなりと花街を流れ水の秋            小次郎
      原句(はんなりと花街に聞こゆ秋の水)

 

9−24 背なに差す一刀長き月の影               小次郎 
      原句(背ナにある一刀長き月の影)

 

9−26 独り居の土間に染み入る虫の声            山河一草
      原句(一人聞く土間に沁みいる虫の声)                          

 

9−29 胸を反り上げ鈴虫の音の佳境             秋野あかね
      原句(鈴虫の胸反り上げて佳境なる)

 

9−30 雨上がるより虫時雨虫しぐれ           秋野あかね      
      原句(雨上がりどつと降りだす虫の声)                         

 

9−31 秋風や遠き島より人来る             浦島太郎

 

9−33 月光に菩薩の影の確かなる            浦島太郎

 

9−36 鉦叩煮ものの匂ふ夕厨                卯野花子
      原句(鉦叩厨の煮炊き匂ひくる)

 

9−39 これがまあ一茶の住処えのこ草           鈴木小弥太


9−40 比良比叡越え大琵琶へ雁渡る        辻 雅宏
      原句(比良比叡越えて琵琶湖へ雁の棹)

 

9−42 川風にコスモスそよぐ鄙の里           辻 雅宏

 

9−43 萩の宿洩れ来る声の華やげる          中村さだ子
      原句(華やぎし声の漏れ来る萩の宿)

                        
9−47 堂々の墨跡掲げ桐一葉            郷原和美
      原句(扁額の筆致堂々桐一葉)

 

9−48 月差していよいよ細き京格子          郷原和美
      原句(月あげていよいよ細る京格子)


9−51 大いなる月光坐る大社              山川桃太
      原句(大いなる月光坐せる大社)


9−53 予期せざる体の不調秋思ふと                酒匂律子        
      原句(期せざる事に始まる愁思かな)


9−55 敗荷や一水の影黄昏るる           大澤 敏
      原句(敗荷や黄昏時の水の影)

 

9−57 薄紅葉消え入りさうな渓の音            大澤 敏
      原句(薄紅葉小谷の流れ消えさうに) 


9−59 吹かれ来て吹かれゆきけり揚羽蝶          阿部栄子

 

9−60 掃き浄めある神殿に蜘蛛の糸          阿部栄子
      原句(掃き清めあり神殿の蜘蛛の糸)


9−61 いとほしく風禍の稲穂抱き起こす          高橋泉也
      原句(風災の稲穂を起こす農婦かな)

 

 

 

 

特選3句の選評

9−34  雨上り菌の国の出来上る    卯野花子
       原句(雨上り茸の国の立上る)
 
 秋雨前線が停滞して九月に入ると雨が続くことが多い。況して、今年は台風の襲来が頻繁にあった。いよいよ雨も上がったと思い森へ入ってゆくと、なんとまあ、菌があちこちに生えている。毒菌か否かは別として、菌の国とはよく言ったもの。おとぎの国に踏み入ったような感覚に囚われる。

 

9−38  信州の空より林檎もぎ取りぬ   鈴木小弥太
       原句(信州の空より林檎もぎ取らん)

 いよいよ稔の秋を迎えた信州。信州の空は真っ青に澄み渡っているのであろう。その信州の空より林檎をもぎ取ったと詠う。林檎の木からではなく、信州の空からとは・・。
大自然の恵みに感謝しての収穫が作者の気持ちに見て取れる。

 

9−41  長き夜の俳句に恋をして更くる   辻雅弘
       原句(俳句てふ恋に浸りて夜の長し)

 秋の夜長は静かに更けてゆく。作者は俳句に恋をしているのだ。それほどに夢中になって句作されているのであろう。なんと幸せな夜長であろう。夢中になるものを見つけた人生は充実している。熟年の恋の相手は俳句だったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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