十二月号(H30)

ネットde俳句

ネットde俳句(インターネットで俳句)

寒風のコンビナート(尼崎)

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 @年会費は無料です。  

 A入会はいつでも可能です、入会は申込フォームに必要事項打込みの上送信して下さい。(登録ボタンをクリック)
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 B投句は月3句と致します、送信後の修正は認められません。(投句ボタンをクリック)

 C登録番号、登録のお名前、アドレス等が登録時と一致しないときは無効とさせて頂きます。

 D毎月25日締切といたします。25日より遅れて送信されました句は翌月25日締切の扱いとなります。

 E句は当季雑詠とします。 夏の時期は夏の句 冬の時期は冬の句を送信して下さい。兼題は設定しません。

 F投句された皆様の句の中から10句〜15句入選とします。この10句〜15句は未央誌にも掲載致します。

 G上記選の中から3句を主宰特選とし、選評も掲載致します。
   更に特選3句は未央誌にも掲載致します。

 H会員の皆様はホームページの他の会員の句の中から「選句」(互選)を1句選。(選句ボタンをクリック)

 I「選句」(互選)は毎月15日締切と致します。(投句3句は毎月25日締切。選句1句は毎月15日締切)
   選句は句の頭に記入されている番号をメールに明記下さい。

 J事例、 仮に今が12月と致しますと 12月25日迄にご自分の3句を送信、
   未央は1月号にその3句を掲載致します。会員の皆様は12月号に掲載された会員仲間の句から1句選び

   12月15日迄にその1句の番号を送信下さい1月号に皆様の句が何人の方に選ばれたかを明示します。

 K会員登録された方には見本誌を1回に限り謹呈致します。(既に誌友の方はこの限りではありません)
   未央誌がもしお気に入りになられた方は同封の振込用紙で年会費14.400円(12ケ月分 )
   又は7.200円(6ケ月分)お振込みください。
 


 

                                                                 以上

 

 

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(この梅ボタンをクリックしてご自分の句を3句記入送信下さい、件名は「投句」とお書き下さい)
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選句のメールには貴方の登録会員番号と登録のお名前を明記下さい。選句は15日までに送信下さい。

 

 

 

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          皆様の投句集と互選句集及び  しぐれ選10句特選3句   (スクロールバーを上下してご覧下さい)

  

     皆様の投句集  (11月25日締切分を12月号のページに掲載しております) 

   この中から1句選して番号を送信して下さい(例えば11−36が良いと思われたら11−36と送信)

     (投稿3句は12月25日締切ですが、選句は下記句から選んで12月15日までに送信下さい)

       投稿されていない方も好きな句がありましたら送信下さい但し登録者に限ります

11月投稿の皆様の俳句です この中から一番好きな句を選んで送信下さい、次月のページに句毎に選の数を載せます。

ネットで俳句会員投句集11月投稿分です。公正を期する為、作者の名前は伏せてあります。
一番好きな句を一つ選んで戴き その句の頭の番号を12月15日迄にメール送信下さい。

※ホームページ機能上認識出来ない漢字はひらかなにて表示していますのでご了承下さい

 

 

11−1 野の風に色濃くなびく草の花
11−2 八千草を風あるやうに活けてあり
11−3 花芒丈の向こふの二上山


 

11−4 城裏の石の退屈小鳥来る
11−5 からいものほっこり匂ふ城の道
11−6 大道芸でんぐり返す秋の空


 

11−7 軽トラに牙剥く猪の横たわり
11−8 山鳩よもうはや山の粧ひぬ
11−9 本宮へ紅葉かつ散る段葛


 

11−10 まず一献偲ぶ人あり荒走り
11−11 行く秋や旅の名残の朱印帖
11−12 帰らぬ子待てば厨の夜寒かな



11−13 朝漬のほど良き加減山の宿
11−14 おひねりの飛ぶ曲芸や冬ぬくし
11−15 軽き音して又落つる朴葉かな


 

11−16 隼のやうに吾を観る指南かな
11−17 鵙啼きて心乱るる剣士かな
11−18 大綿の風切る速さふと見たり


 

11−19 首垂れて雨に打たれし秋桜
11−20 山道の絵模様つくる落葉かな
11−21 年老いて花に遊ぶや菊づくり


 

11−22 鴛鴦の雄の化粧に雌惹かれ
11−23 広島の牡蠣食べたいと母は逝く
11−24 枯芒吾も白髪となりにけり


 

11−25 あの雲に乗つているらし神の旅
11−26 家計簿を覗くは誰ぞ神の留守
11−27 吾は東神は西へと旅たちぬ


 

11−28 水舟に落葉揺らめく須原宿
11−29 借景の山も初冬の古刹庭
11−30 風に乗るチャイム友とし花薄


 

11−31 凩の少し身体を休めとや
11−32 この里に幾たび眺む冬紅葉
11−33 海舟も鉄舟も好き大根炊く


 

11−34 炉開きに所を得たる翁かな
11−35 炉話の尽きることなき里の衆
11−36 板の間に囲炉裏の在りて酒有りて


 

11−37 爐開きの炭はぜる音釜の音
11−38 母の手の皺しみじみと縁小春
11−39 一時に出雲華やぐ神迎


 

11−40 一つ二つと数へたき帰り花
11−41 神の声真似る鴉や神無月
11−42 亡霊の影のゆれいる冬木立



11−43 太陽を空に手放す冬の海
11−44 手を入れて小さき浪音冬の海
11−45 くさめして海に二三の波生るる


 

11−46 漂白の飛鳥斑鳩初しぐれ
11−47 新海苔の香ごと頬張る鉄火巻
11−48 蕭条と四阿に降る木の葉かな


 

11−49 しばらくは足裏に預け落葉道
11−50 河川敷の夕日眩しき百合鴎
11−51 街路樹の枝の刈り込み肌寒し


 

11−52 束の間の神妙な顏七五三
11−53 エアの音響かせ落葉吹き集め
11−54 日に二回日課となりぬ落葉掻

                 

 

11−55 鞍馬への紅葉にふれて行く電車
11−56 羽織たる襟をかきよせ二の酉へ
11−57 かんかんと夜寒の電車遠ざかる

  

 

11−58 ビードロの光や桜紅葉色
11−59 日と雲と風の変幻暮れの秋
11−60 公園の広さを飛べり小春蝶


 

11−61 袴着の髪は今風半剃りに
11−62 寄せ植えの千両の赤際立てり
11−63 万両に勝る千両の赤なりし

 

 

11−64 降りてよし積るまたよし落葉かな
11−65 鳰浮くや思わぬ方へ湖暮るる
11−66 時雨るや猫に招かれ茶屋の客

 

 

11−67 冬日さす夫の遺影の微笑む目
11−68 母子像の子の手ふくよか薄紅葉
11−69 置き去りのバイク一台霜の朝 

 

 

11−70 本堂へ胸突く磴の冬に入る
11−71 嬉しさのほどをつつじの返り咲き
11−72 人膚の湿りありけり日の落葉

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 


 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

   

    互選句(皆様の選んだ1句) (11月15日締切分)   

     (   )内の数字は互選得票数です

投句されていなくても登録されてる方の選も掲載しています

好きな句、互選どしどしメール下さい(投句されていない方も互選OKです)

 

11月号のホームページに掲載された皆様の句から一番良いと思われる句をこの12月号に掲載しております。

 

10−1 君の胸あなたの胸に赤い羽根      美々杏里     1人選あり

 

10−5 幾重にも風の溺るる花野かな       川崎未知     2人選あり

 

10−11 ランプの灯ともる客室星月夜      垣内孝雄     1人選あり

 

10−12 四阿に座せば小鳥の枝つたふ     垣内孝雄       1人選あり

 

10−14  鈴虫や闇夜に響く管楽器       矢野敬和       1人選あり

 

10−18 細き身に艶めきゆれる彼岸花     奥村 僚一      1人選あり

 

10−19 柿もぎに登り夕日を一人占め     中村さだ子    1人選あり

 

10−28 村人の姿見えねど冬支度       山河一草      1人選あり

 

10−32 山林に啄木鳥の音木霊する      小島文郁       1人選あり

 

10−39 細道や顔に触れくる花芒     卯野花子       1人選あり

 

10−46 縁側に甘き影置く吊るし柿       鈴木小弥太    3人選あり

 

10−51 斑鳩の旅情いやます秋夕焼     辻 雅宏       1人選あり

 

10−52 木曾村の水走りゆく芋水車     津坂夢        1人選あり

 

10−57 竿を振る湖畔縁取る草紅葉     高橋泉也       1人選あり

 

10−59 犬の太郎猫の花子と日向ぼこ     酒匂律子       2人選あり

 

10−61 口あけて通草の黙のかしましき    郷原和美      1人選あり

 

10−66 道端にちぎれて倒れ草の花      阿部栄子       1人選あり

 

10−68 茶の花の蕊より日差零れけり     三木 蘭       1人選あり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

    

     しぐれ主宰選の句 及び特選3句 (前月の皆様の投句の中から選んでいます)

 

11月号に掲載された皆様の句の中から主宰が選を致しました。

 

主宰選の句 及び 特選3句

 

          ネットde 俳句平成30年11月号(10月投句分) から選

 

       
10−1 君の胸あなたの胸に赤い羽根              美々杏里  

 

 
10−3 萩を剪る朝の雫にまみれつつ           美々杏里
原句(今朝雨の萩の雫にまみれ剪る)

 

10−4 朝霧の晴れて山湖の現るる             川崎未知
原句(朝霧の衾開けゆく山の湖)

 

10−5 四方よりの風に溺るる花野かな           川崎未知
原句(幾重にも風の溺るる花野かな)

 

10−9 松籟に消されてしまひ秋の蝉            関根富美子
原句(松籟に打ち消されつつ秋の蝉)

 

10−11 ランプの灯ともる客室星月夜          垣内孝雄

 

10−12 四阿に座れば小鳥来てをりぬ           垣内孝雄 
原句(四阿に座せば小鳥の枝つたふ)

 

10−15 秋蚊来る灯下に開く参考書          矢野敬和
原句(秋の蚊や灯火に開く参考書)

 

10−17 そよ風の頬に触れたり花すすき          奥村 僚一
原句(そよ風にうす花すすき頬にふれ)

 

10−19 柿もぎに登り夕日を一人占め            中村さだ子

 

10−21 人恋し電話をしたくなる夜寒           中村さだ子
原句(夜寒さに人恋しくて長電話)

 

10−24 徒然に文の書きたく実紫             秋野あかね
原句(徒然に文書きたくも実むらさき)

 

10−26 背の子のえのころ草にくすぐられ            寺島みゆう

 

10−27 川底の石みな丸く水澄めり          寺島みゆう
原句(水澄める川底の石みな丸く)

 

10−29 人は老い山河は秋を深めをり           山河一草
原句(人は老ひ山河は秋を深めをり)

 

10−30  百舌鳥鳴くやいよいよ野山荒れ兆す           山河一草
原句(百舌鳥のきていよよ荒るるや野も山も)

 

10−32 林中に啄木鳥の音木霊する           小島文郁
原句(山林に啄木鳥の音木霊する)

 

10−35 蔵屋敷過る風音うそ寒し           山川桃太

 

10−37 野路に人空に蜻蛉のきらめけり           卯野花子
原句(田には人空は蜻蛉きらめける)

 

10−38 葦原の風たち人の来る気配           卯野花子
原句(葦原を声なく人の来る気配)

 

10−44 冬の日のしづかに沈みゆく原野          浦島太郎
原句(冬の日の閑に沈む原野かな)

 

10−47 柿食うてゆるりと語る翁かな          鈴木小弥太

 

10−49 角切の鹿あらがうてをりにけり         辻 雅宏
原句(角伐に鹿はしぶしぶうべなへり)

 

10−51 斑鳩の旅情いやます秋夕焼          辻 雅宏

 

10−52 木曾村の水走りゆく芋水車           津坂夢

 

10−53 水を汲む我を見下ろし鵙高音          津坂夢 
原句(鵙鳴ひて水汲む我を見下ろせり)

 

10−56 草紅葉踏みにじりゆくトラクター         高橋泉也

 

10−57 草紅葉縁取る釣の湖畔道               高橋泉也
原句(竿を振る湖畔縁取る草紅葉)

 

10−58 イニシャルを入れ毛糸帽k贈りけり         酒匂律子
原句(イニシャルを編み込み毛帽贈りけり)

 

10−59 犬の太郎猫の花子と日向ぼこ               酒匂律子                    
                                                        

 

10−63 流木の骨の白さや鳥渡る             郷原和美

 

10−64 爽やかな墨書の文の来りけり        阿部栄子
原句(爽やかや筆跡床し便り来る)

 

10−65 秋灯句集をひらき人偲ぶ           阿部栄子
原句(忌を修す句集を開く秋灯下)

 

10−67 茶の花の隠るるやうに咲きにけり        三木

 

10−68 茶の花の蕊より日差零れけり          三木

 

10−69 茶の花や女主人に迎へられ           三木

 

 

 

 

特選3句の選評

10−34  やや寒の心に仄と旅の酒       山川桃太
       原句(やや寒の心に仄と宿の酒)

 おそらく一人旅であろう。晩秋の信濃路辺りを気ままに流離っているのか。そしていよいよ宿に入り地酒で一杯。こころに仄かに染み込んでくる一人酒。「やや寒」の季題がこのような一人旅を想像させる。季題の大いなる効果といえるであろう。

 

10−41  己が影よろと傾け冬の蜂     小次郎

 「冬の蜂死にどころなく歩きけり」村上鬼城の有名な句である。冬の蜂というとこの句を思い出すが、掲句も冬の蜂。自身の影をよろと傾けているという描写がいかにも哀れ。これから死んでゆくであろう冬の蜂の姿が浮かんでくる。

10−61  口開き黙かしましき通草かな    郷原和美
       原句(口あけて通草の黙のかしましき)

 「黙かしましき」の措辞が相反しているのに納得出来て面白い。あけびは熟れるとぱっくりと口を開き、まるで笑っているよう。あけびのおしゃべりが聞こえてきそうであるが、あたりは沈黙。諧謔実のある一句となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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