四月号(H28)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ


未央400号記念祝賀会(2月14日)の内容を
未央5月号に掲載致します。
詳しくは来月の5月号の未央誌を御覧下さい。


主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

雉をクリックください約15秒啼きます

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 

 

未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

俳句仲間のページはこの虚子館 をクリックして下さい (ブログのページです、登録をしてどしどし俳句を投稿して下さい。) 


 

 


近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

春光であり飛火野の雲であり

鶯の一声言葉とは貧し

焼山は日を吸ひ鴟尾は日を放つ

燦然と鴟尾挙げ南大門朧

海へ伸び霞となりぬ街神戸

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句


青竹の結界に添ひ庭二月

禅林の石の華やぐ春しぐれ

野火追うて追はれて勢子の声走る

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 四月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

飛火野     古賀しぐれ

立春大吉飛火野の空真青

春光であり飛火野の雲であり

さざなみのさざなみのまま春氷

痩身に漲る力梅古木

鶯の一声言葉とは貧し

肩の荷を下し梅見と洒落込みぬ

席一つ空け君を待つ句座朧

焼山は日を吸ひ鴟尾は日を放つ

燦然と鴟尾挙げ南大門朧

渡跡へと街道の梅辿る

海といふ光横たへ街霞む

海へ伸び霞となりぬ街神戸




 

贈り物   会田仁子(副主宰)近詠

暖かといふ寿の日の贈り物

賀の席へ春のしぐれの跡を踏み

青竹の結界に添ひ庭二月

窪みたる魚板の月日椿落つ

禅林の石の華やぐ春しぐれ

阿蘇谷へ転び込んだる山火かな

野火追うて追はれて勢子の声走る


 

加藤 あや

渡し跡の碑風光る水光る

名の変り駘蕩として川の幅

街道の三叉路残る雲雀東風

 


多田羅 初美

春泥の靴が十八階に着く

春手套悪しき右の手より穿きぬ

故郷に近づく車窓山笑ふ

 

 

北川 栄子

琵琶湖てふ琵琶の形の水温む

四方山の近江一国水温む

法話聴き悟りに遠き彼岸かな

 

 

福本 めぐみ

春空へ毛細血管めく梢

春落葉駆け抜けて行く馬喰町

西方に尼寺のあり梨の花

 

 

松田 吉上

陽炎をひとゆすりして鹿立てり

一枚の朧をまとひ堂を辞す

薄氷に言葉置くごと風過り

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

渡し跡の碑風光る水光る  加藤 あや

故郷に近づく車窓山笑ふ  多田羅 初美

四方山の近江一国水温む  北川 栄子

西方に尼寺のあり梨の花  福本 めぐみ

一枚の朧をまとひ堂を辞す  松田 吉上

 

南都の桜

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 

 

過去6ヶ月のホームページですクリックしてみて下さい

27年10月号

27年11月号

27年12月号

28年1月号

28年2月号

28年3月号

Copyright(c)2016biohAllRightsReserved.