稲畑汀子筆
古賀しぐれ
未央400号記念祝賀会(2月14日)の内容を
未央5月号に掲載致します。
詳しくは5月号の未央誌を御覧下さい。
主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。
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影もまた華やげるもの雛飾る
侍りけり雛の声の聞こゆまで
主宰 五月号の近詠 及び他の選者の近詠
たんぽぽの座 古賀しぐれ 蛇穴を出で行僧のなほ籠る
雛 会田仁子(副主宰)近詠 雛に寄る静かな歩みありにけり
加藤 あや 古都有情醸しやまざる花の雨 飛火野の雨の落花を踏み惑ふ 咲き満つる花にもつれし雨の糸
多田羅 初美 一願のありてはるばる虚子忌に来 父母に献ず習ひの初牡丹 牡丹の花の重さを壺に移す
北川 栄子 花冷や言葉足らざることもまた 青空を起点の枝垂桜かな ふと我に返りて覚ゆ花疲れ
福本 めぐみ 地を駆くる七彩春の落葉かな 風のまま残花は散るを惜しまざる 雨雲の裂けて日の条松の花
松田 吉上 振り向けば昨日の遠し桜散る 咲き満ちて花の淋しさ始まれり 花冷の指花冷の髪を梳く
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飛火野の雨の落花を踏み惑ふ 加藤 あや
父母に献ず習ひの初牡丹 多田羅 初美
青空を起点の枝垂桜かな 北川 栄子
雨雲の裂けて日の条松の花 福本 めぐみ
咲き満ちて花の淋しさ始まれり 松田 吉上
唐招提寺団扇祭
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