六月号(H28)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ


未央400号記念祝賀会(2月14日)の内容を
未央5月号に掲載致します。
詳しくは5月号の未央誌を御覧下さい。


主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

存分に詠ひ吉野の春惜む

千古の史伝ふる標宮朧

桐の花城の春秋仰がしむ

去来墓てふ石くれに春惜む

若葉して寺縁に迫る小倉山

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句


花の川幾つ渡りて芦屋かな

曇天に攫はれさうな糸桜

鶯の森を飛び出すやうに鳴く

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 六月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

花のちりぬるを    古賀しぐれ

一望の光海より桜より

花曇とろりと海のしづもりぬ

杉雫桜しづくの仏道

水を染め地を染め花のちりぬるを

古都絵巻水へと移りゆく落花

存分に詠ひ吉野の春惜む

千古の史伝ふる標宮朧

史実とは口伝直伝宮朧

桐の花城の春秋仰がしむ

去来墓てふ石くれに春惜む

若葉して寺縁に迫る小倉山

神域の伸び放題の淡竹の子





 

花   会田仁子(副主宰)近詠

花の川幾つ渡りて芦屋かな

花抜けて行くゴンドラの先も花

曇天に攫はれさうな糸桜

一駅で降りるは惜しき花の窓

うららかやビルは競ひて背伸びする

鶯の森を飛び出すやうに鳴く

はじめから鳥の巣傾ぎをりにけり



 

加藤 あや

麦飯を健康食といふ平和

合宿の大盛り御代り麦御飯

麦飯や七十年はまたたく間

 


多田羅 初美

師の遺しくれし扇の古りしこと

旅したく人に逢ひたき五月来し

夏帽を被り七難隠しけり

 

 

北川 栄子

千株の牡丹に万の雨の糸

薬師仏千の牡丹の香る中

湖北路の雨冷募る牡丹寺


 

福本 めぐみ

路頭の儀過ぎて若葉の香の戻る

キャッチボール越しに見てゐる賀茂祭

祭見て思ひ思ひの芝に散り

 

 

松田 吉上

風も詩も湧きてくるもの杜五月

飛火野の奥は神座青嵐

水音まだ持たぬ源流夏落葉

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

麦飯を健康食といふ平和  加藤 あや

旅したく人に逢ひたき五月来し  多田羅 初美

湖北路の雨冷募る牡丹寺  北川 栄子

キャッチボール越しに見てゐる賀茂祭  福本 めぐみ

水音まだ持たぬ源流夏落葉  松田 吉上

 

金魚の城下町

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