一月号(H29)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

明けましておめでとうございます

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

松籟の空青青と冬に入る

山峡の切干日和すぐ翳る

七五三みんな笑顔にしてしまふ

枯れ枯れてなほ風ぐせのままの萩

雨音をもて完結の冬紅葉

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



初鴨を波は光となり迎ふ

トンネルを抜ける楽しみ冬紅葉

笹鳴の途切れて風の音ばかり

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 一月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

天平の世へ       古賀しぐれ


一輪のための一年菊花展

菊花展咲き切らざるを見頃とし

菊花展市長賞より散りはじむ

空と水二つの日向黄葉濃し

城の空銀杏黄葉の空一つ

天平の世へ入る転害門小春

松籟の空青青と冬に入る

山峡の切干日和すぐ翳る

七五三みんな笑顔にしてしまふ

枯れ枯れてなほ風ぐせのままの萩

白障子茶人の起居美しき

雨音をもて完結の冬紅葉

 





 

冬紅葉  会田仁子(副主宰)近詠


初鴨を波は光となり迎ふ

一と夜さの落葉の音を聞く泊り

トンネルを抜ける楽しみ冬紅葉

日陰れば日陰の色に冬紅葉

いつもより大きな歩幅冬ぬくし

笹鳴を待つ皆の歩に遅れつつ

笹鳴の途切れて風の音ばかり



 

加藤 あや

紅ひとつ葉籠りがちに冬椿

もう泣かぬ言ひ切るときの息白し

言伝てのやうにひと雨冬ざるる

 


多田羅 初美

教会のありし母校やクリスマス

枯れやうも美男に在すさねかづら

再手術近し禁物なる湯ざめ

 

 

北川 栄子

悪しき夢見たる蒲団を干しにけり

背を丸め命を伸ばす日向ぼこ

嵐山の影より川の綺羅へ鴨


 

福本 めぐみ

川幅に充つる瀬音にのる小春

穏やかな人と日射しと冬紅葉

橋茶屋に艶歌流るる冬灯

 

 

松田 吉上

神還り来て再びの山の冷

影もまた水に閉ぢ込め枯はちす

枯蘆となりこれよりの不動心

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

紅ひとつ葉籠りがちに冬椿  加藤 あや

枯れやうも美男に在すさねかづら  多田羅 初美

嵐山の影より川の綺羅へ鴨  北川 栄子

橋茶屋に艶歌流るる冬灯   福本 めぐみ

影もまた水に閉ぢ込め枯はちす  松田 吉上

 

今宮戎

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