二月号(H29)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

光曳く鴨光舞ふゆりかもめ

大琵琶の水を引きずり鴨翔ちぬ

牡蠣といふ海のいのちの一雫

鐘楼の音無き響雪蛍

俳句とは寡黙のしらべ枇杷の花

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



木菟の鳴いて御陵の森深し

でんと置く卓の蕪を何とせむ

忘れたき一と日もありぬ古日記

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 二月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

陀羅尼助       古賀しぐれ


鹿急がざるしぐるるもはぐるるも

神鹿の爺の顔して日向ぼこ

光曳く鴨光舞ふゆりかもめ

大琵琶の水を引きずり鴨翔ちぬ

時雨虹日向は沖へ移りけり

時雨雲海半分の濡れてをり

船影も時雨も沖へ去りにけり

牡蠣といふ海のいのちの一雫

歳晩の胃の腑に奈良の陀羅尼助

鐘楼の音なき響雪蛍

俳句とは寡黙のしらべ枇杷の花

狐火やにほん狼絶えし村

 





 

笹鳴  会田仁子(副主宰)近詠


笹鳴を待つ皆の歩に遅れつつ

笹鳴の途切れて風の音ばかり

木菟の鳴いて御陵の森深し

出来るだけ小さく人参切りにけり

でんと置く卓の蕪を何とせむ

寝かせても立てても蕪手に余る

忘れたき一と日もありぬ古日記

 



 

加藤 あや

遠き世の恋にお手付き歌かるた

大榾の返す火に寄り年守る

一杓の手水に寒さ飛びつけり

 


多田羅 初美

百色のすべて古色の飾毬

摘みて濃し活けてなほ濃し水仙花

畳みやうてふがありけり懸想文

 

 

北川 栄子

去年今年一病息災地でゆきぬ

麦の芽や鳶ゆつくりと舞ふ湖北

冬灯薬師如来の慈眼かな


 

福本 めぐみ

悴みを缶コーヒーに解かれゐる

禅林の無音世界に雪しまく

まつすぐな道み仏へ雪あかり

 

 

松田 吉上

漢方の効き目は徐々に日脚伸ぶ

世の塵のはや及びたる戎笹

神鶏の一声長し初山河

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

遠き世の恋にお手付き歌かるた  加藤 あや

摘みて濃し活けてなほ濃し水仙花  多田羅 初美

冬灯薬師如来の慈眼かな  北川 栄子

禅林の無音世界に雪しまく  福本 めぐみ

神鶏の一声長し初山河  松田 吉上

 

節分(元興寺)

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