稲畑汀子筆
古賀しぐれ
主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。
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木菟の鳴いて御陵の森深し
でんと置く卓の蕪を何とせむ
忘れたき一と日もありぬ古日記
主宰 二月号の近詠 及び他の選者の近詠
陀羅尼助 古賀しぐれ
鹿急がざるしぐるるもはぐるるも
笹鳴 会田仁子(副主宰)近詠 笹鳴を待つ皆の歩に遅れつつ
加藤 あや 遠き世の恋にお手付き歌かるた 大榾の返す火に寄り年守る 一杓の手水に寒さ飛びつけり
多田羅 初美 百色のすべて古色の飾毬 摘みて濃し活けてなほ濃し水仙花 畳みやうてふがありけり懸想文
北川 栄子 去年今年一病息災地でゆきぬ 麦の芽や鳶ゆつくりと舞ふ湖北 冬灯薬師如来の慈眼かな
福本 めぐみ 悴みを缶コーヒーに解かれゐる
松田 吉上 漢方の効き目は徐々に日脚伸ぶ 世の塵のはや及びたる戎笹 神鶏の一声長し初山河
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遠き世の恋にお手付き歌かるた 加藤 あや
摘みて濃し活けてなほ濃し水仙花 多田羅 初美
冬灯薬師如来の慈眼かな 北川 栄子
禅林の無音世界に雪しまく 福本 めぐみ
神鶏の一声長し初山河 松田 吉上
節分(元興寺)
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