三月号(H30)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

一軸の一筆勢ひ水仙花

悉く神の宿りて石冴つる

信心の身の透きとほりゆく寒さ

竹爆ぜる音待春の火の神事

海苔育つ光の沖へ船出せり

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句




初富士を見る楽しみの旅なりし

子と孫といとこはとことお正月

人声に薄氷動き始めけり

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 三月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

海の入口       古賀しぐれ

 

餅花の五日目となるしだれやう

淡海より難波津へ跳び雪兎

おもたせは明石鯛菓子句座の春

俳人のなべて福相実千両

一軸の一筆勢ひ水仙花

水都とはビル街の底寒の底

悉く神の宿りて石冱つる

信心の身の透きとほりゆく寒さ

春日巫女舞ふ三寒の影を解き

竹爆ぜる音待春の火の神事

海苔育つ光の沖へ船出せり

須磨駅は海の入口春の雲

 


 

お正月  会田仁子(副主宰)近詠


初富士を見る楽しみの旅なりし

柚の香のふと立上る雑煮かな

子と孫といとこはとことお正月

廻りたる独楽の七色解けゆく

山一つ越えれば雪かとも思ふ

来ぬ人を待つ風花の舞ふ中に

人声に薄氷動き始めけり

 



 

加藤 あや

顔見知る子らのちらほら吉書揚

飾焚く声もろともに烟らせて

とんど守身丈に余る火掻棒

 


多田羅 初美

一株の水菜の嵩の一抱へ

省略を尽し盆梅とはなりし

比良比叡より雪解風雪解水

 

 

北川 栄子

師に目見ゆニ月礼者の心持て

出航の軽き船波春の浜

五階より手中に納む春の湖


 

福本 めぐみ

耳澄ますことより浅き春を行く

塀ひとつ越えて禁裏に囀れり

紅梅の血潮瑞枝の先までも

 

 

松田 吉上

山彦の濡れては還り雪解風

盆梅の一人となりてより匂ふ

早春の山河ささやくものばかり

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

飾焚く声もろともに烟らせて  加藤 あや

比良比叡より雪解風雪解水  多田羅 初美

出航の軽き船波春の浜  北川 栄子

塀ひとつ越えて禁裏に囀れり  福本 めぐみ

盆梅の一人となりてより匂ふ  松田 吉上

 

春の龍野

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