　　七月号(R２)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

　　　

古賀しぐれ

主宰　古賀しぐれの略歴
１９５０年滋賀県大津市に生まれる。「しぐれ」は高浜虚子の命名。
１９８７年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
１９９４年ホトトギス同人となる。

　"新型コロナウイルスに対する未央の対応について"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主宰　古賀しぐれ

平素は未央に格別のご高配を賜り有難うございます。
さて、コロナウイルスの「緊急事態宣言」も一応解除されましたが、　第二波の危険性もありまだまだ安心はできません。

７、８月の例会は学習センターのソーシャル・ディスタンスの為収容人数がうけいれられず、投句形式とさせて頂きます。

　吟行も会場等の制約もあり中止と致します。

各地の句会につきましては
基本的には各地句会幹事に委ねます。

河鹿をクリック下さい約１０秒啼きます

未央の紹介

未央のホームページへようこそ、　未央は、　ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう”　と読みます　未だ半ばと言う意味で　日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和５７年１１月、高木石子（たかぎせきし）が大阪で創刊、石子の後吉年虹二（よどしこうじ）、
岩垣子鹿（いわがきしろく)が主宰を継承、
平成２２年４月に古賀しぐれ（こがしぐれ）が主宰となる

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近詠　　主宰　古賀しぐれ　の句

田植終へ一村走り去る水音

読み了へし西行花伝みどりの夜

時刻む校舎の時計桜の実

一夜明け蛍袋に雨宿る

一条の光は出口青葉闇

　　　　　　　　　　　

主宰　7月号の近詠及び他の選者の近詠

みどりの夜　　　　　　古賀しぐれ

牡丹果つ籠居すでに五十日

薔薇五月ステイホームと言はれても

柿若葉田水一枚づつ光る

田植終へ一村走り去る水音

母の日の母へエールの一行詩

読み了へし西行花伝みどりの夜

時刻む校舎の時計桜の実

一夜明け蛍袋に雨宿る

美しき風音集め楡涼し

オンライン句会終了冷し酒

一条の光は出口青葉闇

大阪城開門蟻の列つづく

加藤　あや

帰りまだ同じ葉にゐる蝸牛

まいまいの雨の名残りを辿るかに

でで虫の瞑るときのありやなし

多田羅　初美

紫陽花の出番となりし雨季に入る

降る雨に打たれ叩かれ七変化

日焼せぬステイホームの又楽し

北川　栄子

短夜や座れば眠る好好爺

青がちの庭の要や半夏生

蝸牛一匹が良し五匹をり

福本　めぐみ

鳥あまた遊ばせてゐる大夏木

梅の香を放ちて腐つ苔の上

山雀の森を自由に手にも乗る

松田　吉上

合掌に始まる講座新樹晴

葷酒入るを許さぬ寺磴蛇の衣

神鹿の大いなる嵩青嵐

近詠　　各選者の句

まいまいの雨の名残りを辿るかに　　加藤　あや

降る雨に打たれ叩かれ七変化　　多田羅　初美

青がちの庭の要や半夏生　　北川　栄子

山雀の森を自由に手にも乗る 　　福本　めぐみ

合掌に始まる講座新樹晴　　松田　吉上

嵐山

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