五月号(H29)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

暖かや力士に土俵てふ無限

草芳し髷なき四股名なき若衆

神の座にあり句碑といふ石朧

路地朧紀州街道一里塚

霞たる山河も千亀利城領地

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



息つまるほどに紅濃き椿かな

手をつなぐやうな稜線春の山

一つかと思へばまたも春の雷

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 五月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

あたたか       古賀しぐれ


良弁の世へと誘ふ杉朧

一燭の闇春めきぬ二月堂

あたたかや力士は神の土まみれ

暖かや力士に土俵てふ無限

草芳し髷なき四股名なき若衆

兄力士無言の叱咤あたたかし

海彦の綺羅山彦の忘れ雪

山祇に一つは残したら芽摘む

暖かや醪つぶやきつつ酒に

花ミモザ句座にウイーンの旅話

路地朧紀州街道一里塚

霞みたる山河も千亀利城領地

 


 

春の山  会田仁子(副主宰)近詠


息つまるほどに紅濃き椿かな

風誘ふ終の一輪紅椿

手をつなぐやうな稜線春の山

昨日より今日膨らみて春の山

一筋の白煙を曳き春の山

縦横に斜めに蜷の交差点

一つかと思へばまたも春の雷

 



 

加藤 あや

惜春や昔の恋は文を書き

ものの芽に土は力を抜いてをり

僧坊の破風に桜の片隠れ

 


多田羅 初美

苗札の終の一字は土の中

和泉野に摘む万葉の母子草

昭和より欠かすことなく花の忌へ

 

 

北川 栄子

亀鳴くや此の世は時に住みずらき

落花分け濠巡りゆく屋形船

大道芸城の花人集めをり


 

福本 めぐみ

打ちあがる海月のあまた春の浜

磯遊び蟹の怒りの解けぬまま

春眠の隣に猫の顔がある

 

 

松田 吉上

たましひのゆらりと神の糸桜

春陰や史蹟といふも杭ひとつ

百千鳥水中もまた夜明たり

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

僧坊の破風に桜の片隠れ  加藤 あや

和泉野に摘む万葉の母子草  多田羅 初美

落花分け濠巡りゆく屋形船  北川 栄子

春眠の隣に猫の顔がある  福本 めぐみ

たましひのゆらりと神の糸桜  松田 吉上

 

初夏の嵐山

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