稲畑汀子筆
古賀しぐれ
主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。
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ヨット行く海に一線あるごとく
マロニエの花風に見え風に消え
村一つ被ひ隠せし若葉かな
主宰 七月号の近詠 及び他の選者の近詠
神代への入口 古賀しぐれ
藤棚の五分の三は空の青
桐の花 会田仁子(副主宰)近詠 ヨット行く海に一線あるごとく
加藤 あや 風薫る虹二師語録ちりばめて 追悼のあぢさゐ白を尽しけり 俤の浮かぶやすらぎ花樗
多田羅 初美 旅戻りくれば主婦なり梅漬くる 対岸に道あるらしき日傘行く 俳諧の未来を夢見明易し
北川 栄子 蜘蛛の子の掃くより先に散りにけり 角曲るより蛍飛ぶ闇となる 降り足らぬまま遠雷となりゆける
福本 めぐみ 麦の香の風広々と刈られゆく
松田 吉上 花樗師はひとひらの雲となり 句碑語り来るまで坐り木下闇 遺句涼し師の教へてふ宝物
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俤の浮かぶやすらぎ花樗 加藤 あや
俳諧の未来を夢見明易し 多田羅 初美
角曲るより蛍飛ぶ闇となる 北川 栄子
青蘆やもんどりを打つ水の音 福本 めぐみ
句碑語り来るまで坐り木下闇 松田 吉上
今津町の夏 ( 琵琶湖周航歌の町)
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