七月号(H29)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

千年の塔の力学青嵐

水茎の枯淡でありし人涼し

人涼し十七文字をもて偲ぶ

青蛙ころころ神の水きれい

茶屋涼し太古の杜を庭として

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



ヨット行く海に一線あるごとく

マロニエの花風に見え風に消え

村一つ被ひ隠せし若葉かな

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 七月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

神代への入口       古賀しぐれ


藤棚の五分の三は空の青

虻のみぞ知る飛火野の藤浄土

神代への入口藤の遥拝所

藤の白浪白雲に逆巻けり

看板は横文字初夏の浜通り

千年の塔の力学青嵐

開け放ちゐて夢殿の闇涼し

水茎の枯淡でありし人涼し

人涼し十七文字をもて偲ぶ

奥山の雲栴檀の花の雲

青蛙ころころ神の水きれい

茶屋涼し太古の杜を庭として

 


 

桐の花  会田仁子(副主宰)近詠


ヨット行く海に一線あるごとく

少年のヨット波蹴り波を切り

マロニエの花風に見え風に消え

紫は夕べ呼ぶ色桐の花

黄菖蒲へ幾度曲る神の橋

村一つ被ひ隠せし若葉かな

人生の終点は何時古茶すする

 



 

加藤 あや

風薫る虹二師語録ちりばめて

追悼のあぢさゐ白を尽しけり

俤の浮かぶやすらぎ花樗

 


多田羅 初美

旅戻りくれば主婦なり梅漬くる

対岸に道あるらしき日傘行く

俳諧の未来を夢見明易し

 

 

北川 栄子

蜘蛛の子の掃くより先に散りにけり

角曲るより蛍飛ぶ闇となる

降り足らぬまま遠雷となりゆける


 

福本 めぐみ

麦の香の風広々と刈られゆく

草に伏せ何か捕らへし夏帽子

青蘆やもんどりを打つ水の音

 

 

松田 吉上

花樗師はひとひらの雲となり

句碑語り来るまで坐り木下闇

遺句涼し師の教へてふ宝物

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

俤の浮かぶやすらぎ花樗  加藤 あや

俳諧の未来を夢見明易し  多田羅 初美

角曲るより蛍飛ぶ闇となる  北川 栄子

青蘆やもんどりを打つ水の音  福本 めぐみ

句碑語り来るまで坐り木下闇  松田 吉上

 

今津町の夏 ( 琵琶湖周航歌の町)

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