十一月号(H30)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

冷まじや風神地神憤る

栴檀の倒れ秋風過ぐるのみ

大樹倒るる露の世に句を遺し

倒木の声なき叫び鉦叩

神将の闇より解かれ萩の風

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



みの虫の糸一本を引き光る

スマートな案山子に青き空ありぬ

山荘へもどる夜霧をまとひつつ

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 十一月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

声なき叫び      古賀しぐれ

 

冷まじや風神地神憤る

大樹倒るる露の世に句を遺し

倒木の声なき叫び鉦叩

露の句碑風禍の杜に遺さるる

神将の闇より解かれ萩の風

露けしや一寺一社に子規の影

虚子恋ひの旅西の下の露に濡れ

霧込めて水軍の瀬戸らしくなる

水軍の瀬戸は紺碧青蜜柑

だんじりに燃え尽きし町鰯雲

だんじりの城の残り火曼珠沙華

倒木は倒木のまま虫の秋

 


 

案山子 会田仁子(副主宰)近詠


みの虫の糸一本を引き光る

赤い羽根つけて背中を伸ばしけり

目も鼻もなけれど案山子右を向き

スマートな案山子に青き空ありぬ

一人行くいつもの小道草の花

冷やかや小さき花の名みな忘れ

山荘へもどる夜霧をまとひつつ

 


加藤 あや

芋の露集中力を一点に

ちちろ鳴きをり蕎麦殻の旅枕

数珠玉や峡に風禍のまはり道

 


多田羅 初美

人生といふは露けき旅路なる

台風の過ぎたる後の狐雨

菊月の虚子塔の供華やはり菊

 

 

北川 栄子

虚子塔を目指し人来る小鳥来る

横川てふホ句の聖地や天高し

行事みな終りほつこり秋日和


 

福本 めぐみ

色鳥や一切経蔵開かるる

僧堂に人一人見ず石蕗の花

小倉山裾の茶亭にししおどし

 

 

松田 吉上

濁酒妻も季寄せも古りにけり

鳶の輪にをさまる島の秋祭

蘆さわぎ太古のままの湖明くる

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

芋の露集中力を一点に  加藤 あや

台風の過ぎたる後の狐雨  多田羅 初美

横川てふホ句の聖地や天高し  北川 栄子

僧堂に人一人見ず石蕗の花  福本 めぐみ

蘆さわぎ太古のままの湖明くる  松田 吉上

 

南禅寺永観堂 冬紅葉 

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