九月号(H30)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

水美き水怖き国半夏雨

宮の市甚平の来る背広来る

湖叩き白雨過ぎゆく浮御堂

蝉時雨にも名園の調あり

水に置く白蓮の陣雲の陣

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



鰺刺の一瞬波を打ちにけり

大寺の寂しきものに蟻地獄

蜻蛉飛ぶ青空を打ち水を打ち

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 九月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

風の浮舟      古賀しぐれ

 

水美き水怖き国半夏雨

油炎上げ南京町の赤き夏

出帆や港神戸の白き夏

宮の市甚平の来る背広来る

炎帝を逃れ浪花の城見舟

青鷺の闖入許しフラミンゴ

夏逝くや象舎に象のなきままに

麦こがし頑固親爺の句道楽

湖叩き白雨過ぎゆく浮御堂

蝉時雨にも名園の調あり

水に置く白蓮の陣雲の陣

風の浮舟ひとひらの散蓮華

 


 

鰺刺 会田仁子(副主宰)近詠


鰺刺の一瞬波を打ちにけり

水跳ねて跳ねて涼しさ呼んでをり

どう掛けてみても似合はぬサングラス

緑蔭にハルカスよりの風とどく

大寺の寂しきものに蟻地獄

蜻蛉飛ぶ青空を打ち水を打ち

さくらんぼ三つ悲しき事ばかり

 


加藤 あや

いつからか独りのたのし更衣

波頭のせる流灯一つづつ

ものかげの紫紺濃くなる星月夜

 


多田羅 初美

俳諧の道の筆硯洗ひけり

これ以上小さき花なし稲の花

君よりの身に入む文を読み返す

 

 

北川 栄子

遠花火とは幻覚のやうなもの

待ち詫ぶも小半日なる帰省かな

跡継は話上手や盂蘭盆会


 

福本 めぐみ

川風に流して復習う踊り笛

土匂ひ草匂ひくる夕立かな

拝殿に風棲む宮の走り萩

 

 

松田 吉上

神話よりこぼれ落ちたる流れ星

星一つ流れあまたの詩を生めり

初秋や灯して匂ふ青畳

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

波頭のせる流灯一つづつ  加藤 あや

これ以上小さき花なし稲の花  多田羅 初美

遠花火とは幻覚のやうなもの  北川 栄子

拝殿に風棲む宮の走り萩  福本 めぐみ

神話よりこぼれ落ちたる流れ星  松田 吉上

 

近江八幡 秋の夕暮れ 

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