六月号(H30)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

瑠璃びたきをクリック下さい 約20秒啼きます

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 

 

未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

俳句仲間のページはこの虚子館 をクリックして下さい (ブログのページです、登録をしてどしどし俳句を投稿して下さい。) 


 

 


近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

とどまつてとまつて城見舟日永

桐の花高きは城の雲となる

神山の紫雲白雲藤の浪

天翔る風はむらさき藤の杜

神の水落ち神の藤かけのぼる

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句




森の闇背負ひつらつらつばきかな

微動だにせぬ青鷺の時間かな

葉隠れにでで虫少しづつ動く


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 六月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

紫雲白雲      古賀しぐれ

 

一山の大きな吐息花の雲

ビルの街平面にして大霞

花果てにけり風にのり水にのり

百畳の半畳に坐し寺日永

とどまつてとまつて城見舟日永

桐の花高きは城の雲となる

神山の紫雲白雲藤の浪

天翔る風はむらさき藤の杜

神の水落ち神の藤かけのぼる

鯉のぼり一服させぬ海の風

松籟は天の波音鯉のぼり

鯉のぼり天へのぼつてゆきさうな

 


 

つらつらつばき  会田仁子(副主宰)近詠


礼拝を待つ春光をまとひ来て

十字架へ春の光の届きけり

森の闇背負ひつらつらつばきかな

微動だにせぬ青鷺の時間かな

葉隠れにでで虫少しづつ動く

大男なりて草餅好きと言ふ

夕暮の風の重さや孕鹿

 


加藤 あや

邑の名の古曽部といへり竹落葉

駒鳥の啼き被さりぬ藩主廟

青空へ竹皮を脱ぎかねてをり

 

 


多田羅 初美

玉繭の中にひそめる音こぼれ

母の日の旅路医師より許さるる

転びては駄目白靴の歩を正す

 

 

北川 栄子

薔薇園の香を低く閉づ雨意の風

風波の一陣二陣穂麦畑

ヨット出て太陽顔を出しにけり


 

福本 めぐみ

渡り石あれば渡りてかきつばた

まつすぐに降る雨に脱ぐ竹の皮

石積のつづく廃寺や竹の秋

 

 

松田 吉上

新樹道来てかすかなる身の湿り

かくれ水鳴る新緑の奥やしろ

紅ばらの声白ばらの光かな

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

青空へ竹皮を脱ぎかねてをり  加藤 あや

母の日の旅路医師より許さるる  多田羅 初美

風波の一陣二陣穂麦畑 北川 栄子

渡り石あれば渡りてかきつばた  福本 めぐみ

新樹道来てかすかなる身の湿り  松田 吉上

 

赤目四十八滝

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 

 

過去6ヶ月のホームページですクリックしてみて下さい

29年12月号

30年1月号

30年2月号

30年3月号

30年4月号

30年5月号

Copyright(c)2018biohAllRightsReserved.