十二月号(H30)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

小鳥来る風禍の記憶消すやうに

一山の秋日断ちけり杉襖

偲ぶ歩に横川の秋日逃げやすき

一塊の雲も許さず塔の秋

天高うあり蔵通り長うあり

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



葦原を行く一人見え一人消え

風かるし桜紅葉の散りはじむ

一人づつ手に乗せてみる通草かな

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 十二月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

龍馬ファン      古賀しぐれ

 

松よりも松影の美し水の秋

青松の水影くづれ秋しぐれ

小鳥来る風禍の記憶消すやうに

一山の秋日断ちけり杉襖

偲ぶ歩に横川の秋日逃げやすき

一塊の雲も許さず塔の秋

蒼天に塔軒の端に吊し柿

塔の端よりコスモスの風起る

天高うあり蔵通り長うあり

寺田屋へ龍馬ファン来る小鳥来る

惜秋の庭石語る苔語る

狐火や稲荷駅舎の灯の遠く

 


 

通草      会田仁子(副主宰)近詠


真青なる十月の空始まりぬ

葦原を行く一人見え一人消え

夕暮につつまれ葦の騒ぎけり

青空の中より引いての花

風かるし桜紅葉の散りはじむ

一人づつ手に乗せてみる通草かな

大方は零れてをりぬ実南天

 


加藤 あや

小春日やひと日モンゴル祭に酔ひ

モンゴルの歌姫絶唱冬うらら

照紅葉モンゴル衣裳類なし

 


多田羅 初美

セーターの赤に齢のなかりけり

俳諧の徒として花鳥の暦買ふ

暦買ふ十二ケ月を買ひにけり

 

 

北川 栄子

一竿は我が為のもの吊し柿

柿を剥くこの手間が好き吊しけり

渋の手に剥き終ふ柿の百あまり


 

福本 めぐみ

奥嵯峨の紅葉日和はホ句日和

菊開く赤子のこぶし開くやう

帰り花ふと目を止めしだけのこと

 

 

松田 吉上

雪隠も伽藍の一つ紅葉晴

黄落やどこに立ちても仏の眼

死ぬこともこの世のつづき枯蓮

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

小春日やひと日モンゴル祭に酔ひ  加藤 あや

セーターの赤に齢のなかりけり  多田羅 初美

柿を剥くこの手間が好き吊しけり  北川 栄子

僧堂に人一人見ず石蕗の花  福本 めぐみ

雪隠も伽藍の一つ紅葉晴  松田 吉上

 

 大原の里 初時雨

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