十月号(H29)

ようこそ俳句の未央(bioh)へ

稲畑汀子筆

 

    

 

古賀しぐれ

主宰 古賀しぐれの略歴
1950年滋賀県大津市に生まれる。 「しぐれ」は高浜虚子の命名。
1987年ホトトギスと未央に投句を始める。
ホトトギス主宰稲畑汀子に師事。
未央名誉主宰吉年虹二、前主宰岩垣子鹿に師事。
1994年ホトトギス同人となる。
2010年未央主宰となる。

 

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未央の紹介

未央のホームページへようこそ、 未央は、 ホトトギス系の日本伝統俳句の結社です。

未央は”びおう” と読みます 未だ半ばと言う意味で 日々研鑽して自己を磨こうと言う意味が
込められています

未央の歴史
昭和57年11月、高木石子(たかぎせきし)が大阪で創刊、石子の後吉年虹二(よどしこうじ)、岩垣子鹿(いわがきしろく)が主宰を継承、
平成22年4月に古賀しぐれ(こがしぐれ)が主宰となる

 

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近詠  主宰 古賀しぐれ の句

 

湖波の闇を抱きて蘆の秋

爽やかでありしその句もその筆も

爽やかや旧知のごとき初対面

法師蝉烏城は風の向う側

新涼や烏城は水を翔つ構へ

 

 

 

近詠  副主宰 会田仁子 の句



風を押し風に押されて蘆茂る

きらめきてかげりて秋の水速し

明日はもう山荘を去る星月夜

 


 

 

 

 

 

 

 

 

            

主宰 十月号の近詠 及び他の選者の近詠

 

風の向う側       古賀しぐれ

 

湖の上の一宇の仏白蓮

湖中句碑晩夏の波の寄りどころ

掃苔や湖風孕む墨衣

天の川淡海の闇の端に泊つ

天の川橋立といふ松の闇

蘆の間の?蘆の間の近江富士

湖波の闇を抱きて蘆の秋

句座といふ玉座玉の緒鎮座せり

弔句 齊藤千代美様
爽やかでありしその句もその筆も

爽やかや旧知のごとき初対面

法師蝉烏城は風の向う側

新涼や烏城は水を翔つ構へ

 


 

星月夜  会田仁子(副主宰)近詠


風を押し風に押されて蘆茂る

蘆に来て風の撩乱はじまりぬ

空蝉になほ灼熱の空降り来

きらめきてかげりて秋の水速し

夕風の向うに鳴いて法師蝉

手足まだ踊つてをりぬ旅の夜

明日はもう山荘を去る星月夜

 



 

加藤 あや

子規庵の数の増えたる秋風鈴

子規庵の柴の戸隠れ赤のまま

子規庵の厠手動や糸瓜棚

 


多田羅 初美

和服にはもうしばらくの秋日傘

露の世を生きぬく証五七五

下駄祭てふ岸和田はやはり雨

 

 

北川 栄子

刈り残す芒一叢風を呼ぶ

掃き寄する箒に怒る子蟷螂

安静を守る退屈昼の虫


 

福本 めぐみ

山の水引く暮しあり葛の花

山のあなた風のあなたの法師蝉

路線バス曲れば山田曼珠沙華

 

 

松田 吉上

鹿鳴いて露けき谺生れけり

神領のつづきの寺領初紅葉

鰯雲流れて次のいわし雲

 

 



 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近詠   各選者の句

 

子規庵の厠手動や糸瓜棚  加藤 あや

露の世を生きぬく証五七五  多田羅 初美

掃き寄する箒に怒る子蟷螂  北川 栄子

路線バス曲れば山田曼珠沙華  福本 めぐみ

鰯雲流れて次のいわし雲  松田 吉上

 

秋の美山

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