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平成２８年２月一傘会　　特選十句 「一傘会」のボタンをクリック下されば ２月度の一傘会特選十句が御覧になれます。 ホスト：浦島太郎

快晴で梅のほころぶ日なりけり 澄むといふほかなきみ空木々芽吹く ある時は朝寝疲れといふ事も 寝転んで足でジャズ聞く春暖炉 平成２７年０３月冬野諸家近詠

急流にかかる吊り橋雪解急 平成０８年０７月ホトトギス稲畑汀子選 晴れてゐて心すぐれぬ余寒あり 平成２７年０２月阿蘇山下しげ人選 酒肴にはほど良き苦さ蕗のたう 平成２７年０４月天日近詠

手のしびれなきかと思ふ寝釈迦かな 平成０８年０８阿蘇藤崎久を選 恋猫に有刺鉄線高からず 平成２７年０５月松の花安原　葉選 春燈や謡ひをるのは鏡花かも 平成２７年０３月津野ネット句会互選

降る様も名残の雪でありにけり 平成２７年０６月冬野阿比留初見選 うきうきとして来し大地木の根明く 平成２７年０３月e船団俳句クリニックえなみしんさ選 春寒しここら人来ぬ殉教碑 平成２７年０２月冬野インターネット句会青禽選　大津英世選

平成２７年０５月円虹 街の灯を遠くにバレンタインの日三宅久美子選 平成２７年０５月田鶴 下萌を足裏で感じつつ歩む山西商平選 気嵐を抜けロシア船入港す 平成２７年０２月e船団俳句クリニック中居由美選

約束は眼と眼でバレンタインデー 平成２７年０６月円虹山田佳乃選 祝意てふ熱気に余寒寄り付かず 平成２７年０２月円虹創立二十周年稲畑廣太郎選 風の子の余寒さらさら無きごとく 平成２７年０６月玉藻安原　葉選

行間にうれひをふふむ梅便り 平成２７年０３月ｅ船団俳句クリニック星野早苗選 海苔を掻く波の機嫌を測りつつ 平成２７年０５月冬野持永真理子選 海苔を売る能登の女の浜言葉 平成２７年０５月冬野持永真理子選